イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の歴代デザイナー一覧
複雑でわかりづらいと言われるサンローラン(YSL)の歴代デザイナー一覧、
デザイナー交代劇、それぞれの人間関係などを簡単にご紹介。
プレタポルテ部門(サンローラン・リブゴーシュ)
イヴ・サンローラン(1961-1998) | フランス領・アルジェリア出身の男性。1936年生まれ。パリに渡ってディオールの初期スタッフとして活躍。ディオール創業者が休止すると21歳という驚異的な若さで後継者となる。懲役のためディオール2代目デザイナーを辞して戦場に向かうも精神的な問題により現場から離れて静養。そんな中、ピエール・ベルジェというビジネスマンの力を借りて1961年に自身の名を冠したブランドを設立 |
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アルベール・エルバス(1998-2000) | 2000年春の2000AWまで僅か3シーズンのみ担当。サンローラン氏お気に入りの若手男性デザイナー。1961年生まれ。創業者同様に北アフリカ(モロッコ)出身。ただし、親会社の関係もあり、長くは居座る事ができなかった。2000年代からはLANVINを立て直した事で有名。在任期間が短いため、彼が元サンローランデザイナーである事を知らない人も多いと言われる |
トム・フォード(2000年-2004年春) | 2000年秋の2001SSからのデザイナー。エルバスの後継者としてグッチグループからやってきたアメリカ人男性。創業者の意図で就任したわけではない。エルバスとは対照的に創業者はこの人物の事を毛嫌いしており、当時のメディアに不仲を報じられてきた。サンローラン退任後は自身のブランドを設立 |
ステファノ・ビラ―ティ(2004年秋から2012年春) | イタリア人男性。トム・フォードの後任者として男女両部門を統括。 彼が担当していた時期からこのブランドは「黒服系ブランド」のイメージが一気に強まる。 |
エディ・スリマン(2012年秋から2016年春) | ディオールオムを成功へと導いた男性デザイナー。男女両部門を担当。前任者以上に黒服をコレクションで発表 |
アンソニー・ヴァカレロ(2016年秋から) | 。イタリア人男性。男女両部門を担当。こちらもスリマンの作風を踏襲してコレクションでは組服を展開 |
トム・フォード時代のプレタポルテ部門のライン名は
「トム・フォード for イヴ=サンローラン・リヴ・ゴーシュ」で、
トム・フォード氏のシグネチャーブランドという半面もあった。
オートクチュール部門
イヴ・サンローラン(1961-2002) | 1990年代後半にグッチに買収されてプレタポルテ部門(レディース)を若手に譲ってからも数年に渡ってオートクチュール部門のデザイナー継続。2002年1月に盛大なショーを開催して引退 |
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オートクチュール部門は、紆余曲折ありながらも創業者が50年に渡って活躍。
創業者引退後はプレタポルテ専業系ブランドへと変化。
デザイナー起用の傾向
他のブランドはプレタポルテ部門のうち、
- メンズ
- レディース
のデザイナーを完全に分ける形が多い。
対称的にサンローランに関してはプレタポポルテのトップに就任した人物が男女両部門を手がける形が続いている。
つまり、パリコレにおいてレディースとメンズで年4回のショーを開催するため、
かなり多忙になるほか、てザイナーは頻繁に表舞台へ姿を現す形になる。
各デザイナーによる歴代コレクションアーカイブ
https://www.vogue.com/fashion-shows/designer/saint-laurent
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