ラフ・シモンズ(Raf Simons)
生年月日 | 1968年1月12日生まれ |
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性別 | 男性 |
国籍/出身 | ベルギー |
作風 | 「ミニマリスト」と称される傾向 |
主な職歴(雇われ) | JIL SANDER 2005-2012 Dior 2012-2015 Calvin Klein 2016- PRADA -2020- |
初期キャリア
1968年にベルギーで誕生したベルギー人男性。
大半の世界的なベルギー人服飾系デザイナーは
17世紀創立のアントワープ王立芸術アカデミー出身ながら
彼の場合はもともとファッションデザイナーを目指していたわけでなく、
工業系の学校でデザインを学んだ歴史をもつ。
そして、卒業後は家具/インテリア系デザイナーとしてキャリアを歩み始めた。
そんな彼ながら方向転換して1995年に自身の名を冠した
メンズ衣料系ブランドを設立し、ファッションデザイナーへと転身。
1990年代からはパリコレクションのメンズ部門に参加するようになり、
わずかな期間の間に世界的なデザイナーーと飛躍した。
ジル・サンダー時代
2005年には創業者であるジル・サンダー氏(ドイツ人女性)の後継者として
ミラノコレクションのトップブランド
「JIL SANDER」のデザイナーに就任し、ミラノコレクションデビュー。
(ジル・サンダーは無駄な装飾性を省いたミニマリズム系の代表格で、
作風が被るラル氏に白羽の矢が刺さったと言われる)
それ以降、ラフシモンズのコレクション発表と共に
ジルサンダーも手がけるという多忙な生活がスタート。
そして、創業者の離脱により混乱に陥っていた
JIL SANDERブランドの復興に大きく貢献。
2010年代に入ってもJIL SANDERのトップとして活躍していたが、
約7年間に渡るコラボを終え、2012年2月発表の
2012-13AWコレクションをもってデザイナー(ディレクター)職を退任。
ちなみに、ラフ・シモンズの退任後、
JIL SANDERには創業者であり、ユニクロとの協業を終えてから
休養をしていたジル・サンダー氏が復帰した。
2012年にディオールのデザイナーに就任
JIL SANDERを離れて2カ月後の2012年4月には
ジョン・ガリアーノの後継者として
オートクチュール部門も保有するパリの最高級ブランド「Christian Dior」レディース部門の
新たなクリエイティブ・ディレクターに就任。
それ以降、
- Raf Simonsメンズ
- Raf Simonsレディース
- Diorオートクチュール
- Diorプレタポルテ(レディース)
- Diorクルーズコレクション
と、5つのラインのデザイン、さらにDiorのアクセサリーまで手掛けるという
JIL SANDER時代以上の超多忙な状態となった。
その間には、超多忙なラフ氏の制作風景に迫る
「ディオールと私」というドキュメント映画が製作されるなど
ディオールのトップとしても大活躍。
ただし、超多忙なスケジュールが影響したのか、
ディオールとの関係はそんなに長くは続かず、
2015年秋にクリスチャン・ディオールから離脱。
そして自身のブランドのクリエイションに専念する事となった。
2016年にカルバン・クラインのトップに
ディオールから離脱してしばらくは自身のブランドに専念していたが、
この世界最高峰のデザイナーの事を放っておくブランドはなく、
2016年秋には、NYのみリマリズム系ブランド
「カルバン・クライン」から招き入れられ、
チーフ・クリエーティブ・オフィサーという役職に就任。
それからは自身の名を冠したブランドでパリコレに参加するほか、
カルバン・クラインのデザイナーとして
ニューヨーク・コレクションに参加するようになった。
2018年末、カルバンクラインの
チーフ・クリエーティブ・オフィサー職から退任。
2020年からPRADAの共同デザイナーに/2022年自身のブランド閉鎖
1年ほどの空白期間を経て2020年初頭、
ミラノの最高峰ブランド「PRADA」からオファーを受け、
70代を迎えたミウッチャ・プラダとの共同デザイナーになる。
2022年秋には自身のブランド「ラフ・シモンズ」の休止を発表し、
2023年からPRADAの仕事により力をいれるようになった。
(完全な閉鎖ではないため、ラフシモンズは復活の可能性もある模様)
VOGUE RUNWAY「Raf Simons」歴代コレクションアーカイブ
https://www.vogue.com/fashion-shows/designer/raf-simons
関連人物
- ジル・サンダー
- クリスチャン・ディオール
- カルバン・クライン
- ミウッチャ・プラダ・・・・・2022年からのパートナー
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