エディ・スリマン(Hedi Slimane)

 
 
自身のシグネチャーブランド(名を冠したブランド)を持たずに長く活動してきたため、詳しい経歴をあまり知られていない世界的なデザイナー、エディ・スリマン氏の詳しい経歴。
 
 

プロフィール・歴史

 
1968年生まれ。
フランス出身。
メンズ系デザイナー。
 
 

<生い立ちから第一期サンローラン時代>

 
チュニジア人の父とイタリア人の母のもとで、パリにて生を受ける。
若い頃は歴史や芸術を学んできた経歴をもつ。
また、カメラや写真にも強い興味を持つ少年であった。
 
その後、我流でデザイン技術を習得していき、
某コレクションブランドのスタッフとして活動するようになった。
 
そんな中、圧倒的な才能が
世界的デザイナーであるイヴ・サンローラン氏の目に留まり、
1997年にイヴサンローラン社の
「イヴサンローラン・リブゴーシュ・オム(メンズ・プレタポルテ)」
のクリエイティブ・ディレクターに大抜擢された。
このブランドにおいて、ディレクターとして大活躍。
 
 


 
 

<ディオールオム時代>

 
 
2001年にはレディースブランドとして存在してきた
クリスチャン・ディオールの新メンズライン
「ディオール・オム(Dior Homme)」
のクリエイティブ・ディレクターに就任し、
この時代に世界的なデザイナーの一人として認知されるようになった。
2007年までディオールオムのディレクターとして活動していたが、
この年を持ってクリスヴァンアッシュにデザイナーの座を引き渡し、
しばらく休養期間に入った。
 
なお、シャネルのカール・ラガーフェルドは
彼(エディ)の事を特に高く評価してきた事で知られ、
2000年前後に体重が100kg以上あったとされるカール氏は、
"エディ・スリマンが作るディオール・オムのタイトなスーツを着るため"
40kg以上に及ぶダイエットに挑んだ事が世間に伝わり、
カール氏にここまでさせたデザイナーというイメージにより、エディの評価はさらに高まったと言われる。
 
 
 


 
 

<第2期サンローラン時代>

 
そんな中、2012年にサンローランの
クリエイティブ・ディレクター(男女両部門)に就任してパリモード界に復帰。
このブランドのディレクターとして4年間に渡って活躍。
 
ここから再び2年の空白が出来たが、この期間は写真家として活動してきたとされる。
 
なお、エディとはシャネルを長く率いてきたカール氏の
お気に入りデザイナーであるほか、
数多くのウィメンズ系ブランドが時代の流れと共にメンズラインを立ち上げる中、
この2年の空白期間には、シャネルがメンズラインを創設して
エディ氏がその初代デザイナーに就任するのではないか?
と噂され、シャネル側が公式的にこの噂を否定したような事も起きた。
 
 
 


 
 
 

<セリーヌのデザイナーとして復帰>

 
結局、シャネルのデザイナーに就任するような事は起きず、 
2018年秋には同じくパリ系のブランドである
セリーヌのクリエイティブ・ディレクターに就任。
男女両部門とオートクチュール、そして香水部門まですべてを統括する事となった。
 
 
 

職歴まとめ

 

  • ジョゼ・レヴィ
  • イヴサンローラン・リブゴーシュ・オム(1997-2000)・・・・・メンズ
  • ディオールオム(2001-2007)・・・・・メンズ
  • イヴサンローラン(2012-2016)・・・・・メンズ/レディース
  • セリーヌ(2018年から)・・・・・メンズ/レディース/クチュール/香水

 
 
 
 
 


 
 
関連人物

  • フセイン・チャラヤン・・・・・スリマン氏同様にトップデザイナーながらあまり経歴を知られていない傾向と言われるデザイナー

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
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