トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)

 
参考文献
PVHグループ公式サイト
https://www.pvh.com/
 
 


 
 

本名/フルネーム

トーマス ・ ジェイコブ ・ ヒルフィガー

性別

男性

生年月日

1951年3月24日生まれ

国籍

アメリカ

出身

ニューヨーク州

 
 

 
 

初期キャリア

 
アメリカのニューヨーク州の南部に位置するエルマイラという都市で
1951年の春に誕生した男性。
(エルマイラはNYという都市の約300km北西に位置)
 
稀代のビジネスセンスを持つ彼は、
 
エルマイラに住む現役高校生であった1960年代後半から
ジーンズに関するビジネスに関わり始め、
「People’s Place」という店を大成功させる。
 
ただし、1970年代後半に不況などの影響で
その「People’s Place」は倒産の憂き目に遭い、
それを機にアパレルビジネスとは経営基盤がしっかりしていないと長くは続かない事を学んだ。
 
 

1985年に自身の名を冠したブランドを創設

 
1984年、ある人物からスポーツカジュアル系ブランド立ち上げのオファーが舞い込み、
それがきっかけとなって1985年に自身の名を冠したブランド
「TOMMY HILHIGER」を設立。
 
かつての失敗を経て、デザインだけでなく経営にも力を入れてブランドを展開。
すると、TOMMY HILFIGERブランドは瞬く間にアメリカにて大人気ブランドへと成長。
 
1990年代に入ると日本に本格上陸し、
日本のカジュアルブランドとは一風違った作風と
買いやすい価格帯が受け入れて、日本においてもすぐに人気が定着した。
 
元々は紳士服系ブランドだったが
1990年代後半からは婦人服分野にも本格進出。
 
分類的にはGAPやユニクロと同じカジュアル系に入るものの
世界4大コレクションの一つであるニューヨークコレクションにも参加し、
他のカジュアル系ブランドとの差別化にも成功。
 
 
ただし、2006年にはアメリカ市場での不振などが影響し、
2006年にエイパックスという会社にブランドが買収された。
 
 

 
 

2010年にブランドをPVHに売却してからもブランドTOPとして活躍

 
 
経営を立て直したのち、
2010年にはカルバンクラインなどを保有する
世界的な企業共同体「PVH(Phillips-Van Heusen)」に買収された。
 
ブランド買収と共に創業者が離脱するようなケースもある中、
それ以降もTOMMY HILFIGERブランドのTOPの座に君臨。
 
 
 
 

デザイナーとして4大都市を制覇

 
PVHという大資本をバックにつけた事でビシネスにおける有利性はますます高まり、
2016年頃からはNYだけでなくシーズンによっては他の都市のコレクションにも参加し、
世界中のトップモデル達を起用した盛大なランウェイショーを開催。
 
 
具体的には

2017SSシーズン

西海岸のロサンゼルスで単独ショーを開催

2018SSシーズン

ロンドンコレクションに参加

2018AWシーズン

ミラノコレクションにて2018SS扱いのショー開催

2020SSシーズン

パリコレにて"TOMMYNOW"ブランド名義のショーを開催

 
といった具合で、ニューヨークコレクションに加えて

  • パリコレクション
  • ミラノコレクション
  • ロンドンコレクション

にもスポット参加した事で、デザイナーとして世界4大コレクション(BIG4)を制覇するという偉業を達成した。
 
これは世界的にも珍しい例で、もちろんカジュアル系ブランドとしての達成は世界初と言われる。
 
 
なお、PVH公式サイトによると、
2020年度のトミーヒルフィガーの世界売上高は69億アメリカドルにのぼる。
1ドル100円換算だと日本円にして約7000億円という規模。
同年のカルバンクラインの売上高は約62億アメリカドルという事で、
PVHグループにとっての最大規模のブランド。
 
そんな巨大ブランドをわずか1代で築きあげたトミー氏は
アメリカ国内で言うと、カルバンクライン氏やラルフ・ローレン氏、
海外でいうとコムデギャルソンの川久保玲やアルマーニ氏などと並び、
世界最高ランクの経営能力をもつデザイナーとして扱われている。
 
 
 
 
VOGUE内の歴代コレクションアーカイブ
https://www.vogue.com/fashion-shows/designer/tommy-hilfiger
 
 
 
 


関連人物

  • カルバン・クライン・・・・・同じくPVH傘下にあるカルバンクラインブランドの謎多き創業者
  • ラルフ・ローレン・・・・・彼もまた優れた経営能力をもつ伝説のデザイナー
  • 高田賢三・・・・・2020年に亡くなった際はインスタに追悼投稿をした日本人デザイナー
  • 川久保玲・・・・トミー氏同様に優れた経営能力をあわせもつ日本人デザイナー

 
 
 

 

 


 
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