マリウッチャ・マンデリ(Mariuccia Mandelli)

 
 

 
 

現役時代

 
1925年生まれ。
イタリアのベルガモ出身の女性。
 
もともとは教職を目指していて若い頃に教員免許も取得したが、
方向転換してハイファッションの世界に飛び込む事を決意。
 
1950年代に入り、小規模にブティック事業をスタートさせたのち、
夫であるアルド・ピントと共にKRIZIAを立ち上げる。
 
そこから経営者/創業デザイナーとして長く活動する事になるが、
生涯を通じてKRIZIAのデザインを自分だけで手がけていたわけではなく、
1964年から1970年まではドイツ出身のカール・ラガーフェルドに
プレタポルテのデザインを任せていた時期もあり。
 
その後、1980年代にKRIZIAをミラノコレクションのトップブランドへと発展させ、
自身が単独デザイナーを務めていた1990年代前半の
ミラノコレクションの大規模なショーには
リンダ・エヴァンジェリスタ、クリスティ・ターリントンを
はじめとした当時の世界的スーパーモデルがモデルとして参加していた。
 
 
高田賢三や三宅一生などと同じく、
70代半ばを迎えた1990年代末にデザイナーとして第一線を退いてからは
商業的な事情によりサンローランを解雇されたアルベール・エルバス、
またサンローランの右腕として長く活躍したジャンポール・ノットなどにデザイナー職を継承。
 
ただし、それらの大物とは長く関係が続かず、
2003年にはマンデリ氏によりHamish Morrowという若手へとデザイナーが継承された。
 
 

引退後/KRIZIAのその後

 
2015年、90歳で死去すると世界中のメディアはその事を報じると共に
ミウッチャ・プラダに先駆けてミラノのハイファッション界で゛
ビジネスマン/デザイナーとして活躍した彼女の人生を讃えた。
 
日本でも、三陽商会が
EVEX by KRIZIAというライセンスブランドを長く日本展開しているため、その伝説的な創業者として有名であった。
 
なお、2000年前後から低迷して2010年代前半には中国企業に買収されるまでになったが、
その中国企業が連れてきたAntonio D’Annaという人物が新デザイナーとして近年活躍してきた。
(2019年頃からはショーの開催休止中)
 
 
 
KRIZIA歴代コレクションアーカイブ
https://www.vogue.com/fashion-shows/designer/krizia
 
 
 


 
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