ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(VALENTINO GARAVANI)
参考文献
International Woolmark Prize公式サイト
ふりがな | ヴぁれんてぃの・がらヴぁーに |
---|---|
性別 | 男性 |
生年月日 | 1932年生まれ |
国籍/出身 | イタリア |
地位/評価 | 歴代イタリア人の中でも最もパリで成功したデザイナー |
初期キャリア
1930年代前半にイタリア国内で誕生した男性。
ミラ近郊に位置するボゲーラ(Voghera)という街で育つ。
1945年に第二次世界大戦が終結したのち、
15歳の頃に首都ミラノへ向かい、キャリアをスタートさせた。
その後、隣国フランスの首都であるパリに向かい、
パリに移ってからはギ・ラロッシュなどで修行生活を経験。
゜
修行生活中の1954年には、のちに
International Woolmark Prize
へと発展していく事になる新人デザイナー賞の第1回ウィナーに輝く。
(この賞は翌年にカール・ラガーフェルドとサンローランが受賞した)
1960年にVALENTINO設立
様々な経験を積んで確かな技術を身につけた彼は1959年に独立し、
母国のイタリアを拠点としたデザイナー生活をスタート。
1960年には自身の苗字を冠した「VALENTINO」というレディース系ブランドを創設。
1962年にはフィレンツェでファーストコレクションを発表。
オートクチュール市場の陰りが鮮明になってきた1960年代後半には
プレタポルテの世界にも進出。
1970年代以降、デザイナーとして飛躍し、
ブランドはオードリー・ヘップバーンなども愛用する
イタリア最高峰の高級ブランドの一つへと成長。
パリコレのトップデザイナーとして活躍
1980年代後半にアトリエをローマからパリへと移し、
その時期以降は、
- プレタポルテ
- オートクチュール
両方の部門にてパリコレ最高峰デザイナーの1人として
カール・ラガーフェルド、イヴ・サンローランなどと共に活躍。
ライバルのサンローランは2002年に引退したが、
その2002年に70代に突入してからも精力的に活動し、
ますますデザイナーとしての地位を高めた。
2007年に引退(現在は?)
イタリア・フランスにて約50年に渡って活躍してきたヴラヴァ―ニ氏であったが
75歳を迎える2007年秋にオートクチュール・プレタポルテ両分野からの引退を表明。
その2007年秋には最後のプレタポルテコレクションを発表し、
まずプレタポルテの世界から別れを告げる。
翌2008年1月に開催されたパリコレ・オートクチュール2008SSにて
オートクチュールの世界からも別れを告げ、完全に引退。
なお引退までの模様はアメリカ人映画監督による密着が入り、
2008年に作品が完成したのち日本ではWOWOWにて
「帝王ヴァレンティノ 最後のランウェイ」
という番組が放送されている。
創業者引退後、新生バレンティノは創業者と同じくイタリア出身である
- ピエール・パオロ・ピッチョーリ
- マリア・グラツィア・キウリ
を後継者として新しいスタートを切った。
盛大に開催された引退ショーの公式的映像
関連人物
国内系デザイナー名鑑
TOPはこちら(Click)
[海外系デザイナー]
<主な内容>
■詳しい経歴
■顔写真(ないページあり)
■豆知識
国内系デザイナー名鑑
TOPはこちら
(数百人の詳しい経歴)
[サイト内のファッション誌関連メニュー]