シャルル=フレデリック・ウォルト/ワース(Charles=Frederic Worth)
英国生まれで、本国での発音は"ワース"。
ただし、一般的には"ウォルト"として知られる。
ウォルト/ワースのプロフィール
1825年生まれ
英国出身
1840年代半ばに若くしてフランス・パリに渡る。
1958年にアトリエを開設してパリでの本格的な活動を開始。
そして、1870年代頃に20世紀前半に盛んであった
"オートクチュール"の基礎となる画期的なビジネスモデルを確立。
そのため、現代においては「オートクチュールの父」と称されている。
その他、展示会にて店の女性スタッフに作品を実際に来てもらい、
顧客達の前で披露するという行為はファッションモデルという職業の原型となった。
パリの上流階級の女性などを対象として、
日本に影響を受けたドレス作品などを次々に発表。
またナポレオン3世妃の専属ドレスメーカーとしても活躍。
生涯を通じてパリの服飾文化の発展に大きく貢献する。
世界初の"売れっ子デザイナー"と言える存在。
晩年まで活躍していたが、1895年死去。
ちなみに、彼の死後に活躍する事となるポール・ポワレは
キャリア初期にウォルトのもとで修業を積んでいた事で知られる。
ウォルトの作品実例
京都服飾文化研究財団のHP情報
ドレス(1870年代)
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1870s_1880s/KCI_109
ディナー・ドレス(1883年頃)
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1870s_1880s/KCI_104
ドレス(1888年頃)
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1870s_1880s/KCI_108
デイ・ドレス(1890年代)
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1890s/KCI_129
ディナー・ドレス(1890年代)
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1890s/KCI_125
舞踏会用ドレス(1890年代)
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1890s/KCI_127
イヴニングドレス(1890年代)
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1890s/KCI_121
ウォルトの顔写真
あまりにも古い時代のデザイナーのため、なかなか公式的な写真が見つかりません。
しかし、VOGUE JAPAN WEBの以下のページ内にありました。
https://www.vogue.co.jp/collection/trends/2017-07-03/page/12