カルヴェン(Carven)の歴代デザイナー一覧

 
 

カルヴェンの歴史・概要

 
フランスの女性、マダム・カルヴェン(Carmen de Tommaso/カルメン・デ・トマソ)が1945年に創業したブランド。
もともとはオートクチュール系。
パリの高身長女性達ではなく、創業者の体型と被る小柄な女性を対象にした作品を展開し、支持を得る。
 
もともとは日本で「カルヴァン/カルバン」というランドで知られていたが、
2010年にオートクチュール部門を閉鎖して
プレタポルテ専業ブランドへと刷新されると共に
この頃に「カルヴェン」という呼称/発音へと変わる。
 
創業者同様に小柄な女性が多い日本市場に力を入れはじめ、
日本においてプレタポルテ(既製服)が大人気に。
 
2010年代半ばまではパリコレに参加していたが
2010年代後半に中国・上海の企業に買収されて以降はパリコレ参加休止が続く。
 
2023年に創業者と同じ「女性」大物デザイナーを招聘し、復活に向けて再始動。
 
 
 

歴代デザイナー一覧

 
 

マダム・カルヴェン(本名:Carmen de Tommaso)

1909年生まれのフランス人女性。1945年に自身のオートクチュール系ブランドを設立し、1993年に80代で引退して後継者にブランドを託すまで約50年間活躍。21世紀に入ってからも長生きしていたが、2015年に105歳で死去。

マギー・ミュージー

1993年にオートクチュールのデザイナーに就任した後継者

エドワール・アシュール

1998年に新たなヘッドデザイナーに就任して数年間活動。

パスカル・ミエ/Pascal Millet

1964年生まれ。パリ出身の男性。若い頃はバレンシアガやジバンシィでキャリアを積む。2001-2002秋冬シーズンに新デザイナーに就任し、パリコレのオートクチュール部門で大活躍。細かい退任時期は不明。

ギョ―ム・アンリ/Guillaume Henry

1978年生まれの男性。ジバンシィを経て2009年に新生Carvenのメンズ/ウィメンズ両部門の既製服デザイナーに就任。そしてパリコレのプレタポルテ部門で大活躍。2014年秋に退任。

メンズ部門=ベルナベ・アルディ(Barnabé Hardy)

男性。ギョ―ムの後任として2015年にメンズ部門のデザイナー就任。2016年に退任すると共に、メンズラインは休止に。

ウィメンズ部門=アレクシス・マーシャル&アドリアン・カヨド

Alexis Martial、Adrien Caillaudaud(男性デュオ)。ギョ―ムの後任として2015年春にウィメンズ部門の新デザイナーデュオに。両方ともジバンシィ出身

セルジュ・ルフュー/Serge Ruffieux

男性。2017年にウィメンズ部門の新デザイナーに就任。細かい退任時期は不明

ルイーズ・トロッター/Louise Trotter

1969年生まれの女性。復活のキーパーソンとして2023年春に就任。就任前はGAPにてマーチャンダイザー、ラコステにてデザイナーで活躍してきた。クリエイションと経営の両方をよく知っている点が強み。

 
時代の流れの中で2010年にオートクチュールを閉じたため、それ以降のオートクチュール部門デザイナーは存在しない。
 
 
 
VOGUE RUNWAY : 歴代のCarvenコレクションアーカイブ
https://www.vogue.com/fashion-shows/designer/carven
 
 
 


 
関連人物の詳細プロフィール
マダム・カルヴェン
ギョ―ム・アンリ
ルイーズ・トロッター