ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)
2019年初頭にカール・ラガーフェルドが死去し、
CHANELの新たなアーティスティック・ディレクターに就任した人物。
近年のモード界では、既に高い地位にある世界のトップデザイナーを外部から招へいするのが通例。
そんな中、内部昇格で世界一のブランドのディレクターとなった彼女だが、
ずっとシャネル内部で働いていた人物のため、どんな人物なのかはあまり知られていない。
1962年生まれ。
性別=女性
国籍=フランス
出身地=リヨン
外見=黒髪/ロングヘア
ヴィアール氏の顔写真(中央)
ヴィルジニー・ヴィアールの経歴
繊維業とのゆかりが深いフランス東部のリヨンで1962年に誕生。
両親は共に医者であった。
一方、祖父は高級繊維であるシルク関連業を営んでいた事もあり、
一家内の女性達はいつもおしゃれな服装をしていたという環境で育つ。
その後、父の仕事の都合でリヨンの北側に位置するDijonという街に移住。
20代に入るとドミニク・ボルグというコスチュームデザイナーのアシスタントなどとして修業を積む。
20代半ばだった1987年にカール・ラガーフェルドとの出会いから
CHANELにインターンという身分で加わり、メゾン内で刺繍分野のスタッフとして活動し出す。
年を追うごとにカールにとって欠かせない存在となっていき、
カール氏がクロエのデザイナーに復帰(1992年)すると、
彼と共にクロエに移籍し、一時的にシャネルから離脱。
1990代後半、カールがChloeから離脱して
ステラ・マッカートニーがクロエの新デザイナーに就任すると、
1997年にカールからシャネルに呼び戻され、
メゾン復帰後からシャネルの主要スタッフとして活躍。
そんな中、2019年2月にカール氏が急逝すると、
メゾン側はヴィアール氏を後任に抜擢し、
その出来事は世界中で大きなニュースとなった。
2019年夏の2020年春夏オートクチュールからは
本格的に新体制がスタートし、
創業者であるココ・シャネルへの敬意を様々な形で表現した
コレクション発表を行い続けている。
女性ディレクターがCHANELを指揮するのは、
ココ・シャネルが1970年代に亡くなって以来かなり久しぶりという事で大きな注目を浴びている。
(それまでは1980年代前半から約35年に渡って男性のカール氏が指揮していた)
ヴィルジニー・ヴィアールの主な職歴
- Jacqueline de Ribesのインターン
- ドミニク・ボルグ(衣装デザイナー)のアシスタント
- 1987-1992 CHANEL刺繍スタッフ
- 1992-1997 Chloeスタッフ
- 1997-2019 CHANEL主要スタッフ
- 2019年からCHANELアーティスティック・ディレクター
ヴィアール氏の豆知識
- 夫はJean-Marc Fyotという音楽家で、彼との間に誕生した子供が存在する
- 息子であるRobinson Fyot氏は超イケメン
関連映像
素顔が垣間見れるシャネル公式映像