廣川玉枝(Tamae Hirokawa)

 
 
参考文献
東京コレクション公式サイト
毎日ファッション大賞公式サイト
その他各種インタビュー発言
 


 
廣川氏の顔写真

 
 
 

生い立ち/文化服装学院時代

 
神奈川県育ち。
 
少女時代から漫画を描く事が好きだったが、
背景を描くのが苦手であったほか、物語を自分で創り出すという事は
大変すぎるという事で漫画家の道は挫折。
 
今度は画家を目指すようになるが、
画家として食べていける人はほとんどいないという事で次なる進路を模索していた中、
人物の絵を描ける一方で背景は描く必要がない
ファッションデザイナーになるという選択肢を思い付き、
1990年代半ばに東京の文化服装学院に入学。
 
1年生の頃は基礎科、2年・3年生の頃はアパレルデザイン科に属し、
様々な技術を学んだほか人体解剖学など幅広い知識を学び、
1998年に同校のアパレルデザイン科を卒業。
(2年生の頃には装苑賞審査員だった三宅一生氏と初対面して交流を深めていった中、
三宅氏が手がけるA-POCの斬新なショーに衝撃を受け、三宅氏のもとで働く事を目指しだす)
 

イッセイミヤケを経てSOMARTA立ち上げ

 
卒業後は世界的パリコレデザイナーの三宅一生氏が経営する
株式会社イッセイミヤケに入社し、
まずはショップスタッフなどとして下積み生活を経験したのち、
「プランテーション」という天然素材系ブランドのスタッフ、
そしてニットデザイナーなどとして活躍。
 
そんな社内デザイナー生活をする中で自分のブランドをもち、
「皮膚のような服」を作る事に強い関心をもつようになっていった。
(この思想が、のちの「Skin Series」の原点)
 
 
1998年から8年間イッセイミヤケにて貴重な経験を積んだのち独立し、
2006年にファッションデザインのほかアートデザインなども手掛ける
「SOMA DESIGN」という組織を立ち上げる。
 
同時に「SOMARTA」というニットを中心とした
レディースファッションブランドを立ち上げ、
2006年秋の2007年春夏シーズンに東京コレクションデビュー。
 
すると、瞬く間に同コレクションを代表する若手デザイナーへと成長し、
東京コレクションにデビューしてからわずか1年というスピードで
毎日ファッション大賞の新人賞を受賞し、
この大きな賞をスピード受賞した事でさらに注目度が上昇。
 
 

2010年代前半に東京コレクションで大活躍

 
 
毎日ファッション大賞の新人賞を受賞したのち、
2010年代に入ると東京コレクション全体の中でも
特に注目度の高いブランド/ショーへと成長していき、
コシノヒロコなどの大御所デザイナーと共に
東京コレクションのトップデザイナーとして大活躍。
 
しかし、少しずつコレクション参加姿勢が消極的になっていき、
2014年秋開催の2015SSシーズンを最後に
「SOMARTA」としては東京コレクションから撤退。
 
以降は写真によるコレクション発表は続けつつも
東京コレクションには参加せず、師匠である三宅一生氏の
実験的な作風を武器に国際的な活動を開始。
 
 
そんな中、2017年には
SOMARTAの無縫製ニット「スキンシリーズ」が
日本でも有名なニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されたという
快挙が日本で大きなニュースとなる。
(なお、このスキンシリーズの商品はLady Gagaが気に入り、
衣装ではなくプライベートで私服として愛用していると言われる)
 
 
その後も、2020年1月には
ベルギー王立バレエ団の舞台衣装を制作するなど
世界全土で活躍してきたが、東京コレクション不参加は長く続いた。
また、世界的なデザイナーながら何故かコレクション参加には興味を示さず、
パリコレやNYコレクションにも参加する事はなかった。
 
 
 
 

2021年春に「sowaha」で東京コレクション復帰

 
 
そんな中、2021年春に「sowaha」という和服系ブランドを
新規で立ち上げると共に7年ぶりに東京コレクションに復帰。
 
発表日当日はトップモデルを起用した
インスタレーション形式のコレクション発表を行い、
久しぶりに東京コレクション関係者の前に姿を現した。
 
 
 

 
 
 


 
関連人物のプロフィール

  • 三宅一生・・・・・廣川氏の思想に大きな影響を与えてきた偉大なデザイナー
  • 宮前義之・・・・・文化服装学院時代のクラスメイト(就職先でも同僚に)

 
 
 
 
 
 

 

 
 
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