津森千里(Chisato Tsumori)

 
参考文献
TSUMORI CHISATO公式ホームページ
 
 
 

生い立ちから文化服装学院/イッセイミヤケ時代

 
 
1954年11月12日生まれ
埼玉県狭山市出身
 
 
東京の文化服装学院にて同級生の田山淳朗・ドン小西などと服作りを学び、
1976年に同校を卒業。
なお、在学中に装苑賞の大賞を受賞する事は叶わなかったが、
何度か佳作を受賞し、大物デザイナーにも高く評価された事で自信を手にする。
 
卒業後は約1年間某アパレル企業で働いたのち
1977年には、文化服装学院時代に自分の能力を高く評価してくれた
三宅一生氏率いるイッセイミヤケインターナショナルに移籍し、
すぐに頭角を現し、アシスタントを経て「ISSEY SPORTS」のデザイナー職を任される。
 
ISSEY SPORTSのデザイナーとして活躍する中で、
同ブランドは「I.S - tsumori chisato design - 」と改称され、
津森氏自身のデザイナーズブランドという意味合いが強い状態に。
 
1985年には国内外で活躍する最も優れた若手デザイナーに贈られる
毎日ファッション大賞・新人賞を獲得し、
業界内での注目度が一気に上昇。
(ちなみに、この年の大賞/グランプリは高田賢三氏)
 
1986年には結婚したほか、その後子供を産み、
1980年代後半からはデザイナー業と主婦業で多忙な毎日を送る日々がスタート。
 
 
 

自身のブランドを創設

 
 
1990年には師匠である三宅一生氏のすすめで自らのブランドを作る事にし、
津森千里デザイン事務所を設立して独立し、
自身の名を冠した「TSUMORI CHISATO」というブランドを立ち上げ、
東京コレクションにデビュー。
 
1990年代半ばにブランド規模は一気に拡大し、
1999年にはパリにも直営店をオープンさせた。
また、芸能人・ミュージシャンの間でも大人気のブランドとなり、
津森氏はカリスマ的存在となっていった。
 
 
 

毎日ファッション大賞を受賞してパリコレに進出

 
 
2002年には、かつて新人賞を受賞した歴史をもつ
毎日ファッション大賞にて前年度の高橋盾(UNDERCOVER)に続いて
大賞/グランプリを受賞。
 
それをきっかけとして2003年秋の2004SSシーズンから
東京コレクションを卒業してパリコレに進出。
 
以降、師匠である三宅一生氏や川久保玲氏・山本耀司氏といった
上の世代の日本人デザイナーと共に、パリコレにてトップデザイナーとして活躍。
 
 
 

パリコレ引退後

 
 
2010年代半ばまではパリコレにおいて
トップモデルが登場するランウェイショーを開催していたが、
還暦を迎えた2010年代後半からは国際的な活動が緩やかになっていき、
2019年春にはブランドが終了する事が報道された。
 
 
しかし、海外クライアントなどからの継続希望要請がきたため
津森氏の個人会社であるT.C.が事業を引き継ぐ形で
ブランドが一転して継続されることになり、
2020年からは受注生産方式で、かつてより小規模な形ながら
TSUMORI CHISATOのデザイナーとして活動することとなった。
 
 
 
津森氏のインスタ個人アカウント
https://www.instagram.com/tsumori_chisato_designer/
 
 
 

 

 
 
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