NIGO(KENZOデザイナー)

 
NIGO氏の顔写真
 

 
 

読み方

にごー

デザイナー名の由来

藤原ヒロシ(デザイナー/DJ)さんに顔が似ていて"藤原ヒロシ2号(ニゴウ)"と周囲から言われるようになった事に由来

本名

長尾智明 

生年月日

1970年12月生まれ

出身地

群馬県

出身校

文化服装学院

 
 

NOWHERE立ち上げまで

 
 
渡仏した高田賢三がフランス・バリで最初の店をオープンした1970年、
群馬県の県庁所在地である前橋市で誕生。
 
10代前半の頃からファッションや音楽に傾倒していくようになり、
高校卒業後は上京して東京都心に校舎がある名門服飾学校・
文化服装学院に入学。
(デザイン系学科ではなく、その頃は編集者を目指して編集系の学科を専攻していた)
 
在学中は同じく群馬県(桐生市)出で学校では一つ上の学年にあたる
高橋盾(UNDERCOVER創業者/1969年生まれ)などと学びながら、
DJとして活動するようになったほか、
大手出版社・マガジンハウスでの編集アルバイトも経験。
 
また1990年からは卒業後の1993年までは
お世話になっていた原宿のカリスマ・大川ひとみの仲介で
当時売り出し中のタレントだった中山秀征(同じく群馬出身)のスタイリストに就任し、
彼のタレントとしての躍進に大きく貢献。
 
学友の高橋盾と共に1993年、
竹下通りなどと比べて閑散としていた裏原宿エリアに
「NOWHERE」という衣料品店をオープン。
(この時期に、事業に集中するため中山秀征のスタイリストを退任)
 
店において自身のブランド「A BATHING APE(略称=BAPE)」も立ち上げて
この時期からは実業家・デザイナーとして本格的に活動しはじめた。
 
 
 

1990年代半ばからBAPE離脱まで

 
 
NOWHEREのオープン後、
相棒の高橋盾は彼のブランドであるUNDERCOVERを通じて
1994年から伝統ある東京コレクションに参加し始め、
ストリートとモードが融合したブランドへと変化していった。
 
一方でNIGOのBAPEはファッションショーに参加する事はなく、
1990年代半ばにストリートファッションブームが巻き起こった中で、
完全なる王道的ストリート系ブランドとしてブランドを発展させていった。
 
ストリートファッションブームの中で、
彼の圧倒的なデザイナー・経営者としての能力により、
あっという間にBAPEは日本を代表するストリート系ブランドへと成長。
 
 
2000年代に入っても相変わらずストリートファッション熱は冷めやらぬ中、
国内ではさらにブランドの規模が拡大したほか、
ストリート系ファッションの本場である欧米圏からも注目され始め、
様々な世界的ブランドやミュージシャンとコラボをするようになる。
 
なお、2000年代に入ると音楽活動にも力を入れ始め、
2002年からはm-floのVerbalやリップスライムの2人などと共に
TERIYAKI BOYZというユニットのメンバーとしても活動し出す。
 
そういった国際的な活動する中でマスコミから注目度は日々高まり、
2000年代後半には女優・牧瀬里穂と結婚した事もあり、
この頃に世間的な知名度が上がる。
 
 
ただ、2000年代後半に入ると
ストリートファッションブームは急激なペースで終焉し、
BAPEブランドも、そのあおりを受けるようになった。
 
そんな中、2009年春にはBAPEを運営するノーウェア社の社長を辞任。
経営は当時の幹部に任せる事となった。
 
 
 

2010年代の活動

 
2010年には「HUMAN MADE」という新たなブランドを設立。
 
ノーウェア離脱後もBAPEのクリエーションには引き続き関わっていたが、
2013年にはその座からも降りて完全にブランドから離脱。
 
その後、同年中にユニクロのTシャツレーベルである
「UT」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、
2014年春夏シーズンから同レーベルでの活動を開始。
 
その他、音楽プロデューサーとしても精力的に活動するなど、
活躍の場を広げている伝説の人物。
 
 
 

2021年、高田賢三創設のKENZO新デザイナーに

 
 
東京の裏原宿文化からも大きな影響を受けてきたと言われる
Off-Whiteのヴァージル・アブローが
ルイヴィトンのメンズ部門デザイナー(アーティスティックディレクター)
に就任したのち、ヴァージル×NIGOのコラボを行う。
 
そのコラボ作品がルイヴィトン幹部から高い評価を受け、
2021年9月には、前任のフェリペ・オリヴェイラ・バティスタの後任として
ルイヴィトン同様にLVMHグループに属する
高田賢三氏(文化服装学院の先輩)創設の世界的ブランド
「KENZO」の新たなデザイナー(アーティスティックディレクター)
に就任する事が発表され、世界中にそのニュースが駆け巡った。
 
 
2022年に入ってKENZOディレクターとしてデビュー(同時にデザイナーとしてパリコレにデビュー)。
 
また2022年からは同じLVMH系ブランドのデザイナーと共に
世界最大の若手デザイナー支援コンテスト
「LVMH PRIZE」のJury(陪審員/審査員)の一人に名を連ねるようになった。
 
秋には国内デザイナーにとっての最大の栄誉である
「毎日ファッション大賞」のグランプリを受賞し、
キャリア30年にして初めて大きな賞を獲得した。
 
 
 


 
 
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