ニーマン・マーカス賞(Neiman Marcus Award)
ニーマン・マーカス賞の概要/権威
■世界的な価値/権威
「ファッション界のオスカー」
かつて、世界最高ランクのファッションアワードと称されていた時期があり
■関連する地域
アメリカ合衆国南部のテキサス州「ダラス(Dallas)」
1907年に創業したアメリカ・ダラス拠点の老舗百貨店で、
ニューヨークにおける森英恵のブレイクにも大きく関連していると言われる
「ニーマン・マーカス」が関連するファッションアワード。
なお、
- ニーマンマーカス(チェーン名)
- バーグドルフ・グッドマン(チェーン名)
という2つの百貨店チェーンを展開する
「ニーマン・マーカス・グループ(NMG)」
という親会社は、日本同様に百貨店の質店舗がネット通販に押されて
経営不振に陥っていた中で、さらに新型コロナの影響を受け、
2020年春に経営破綻した事が世界中で報道された。
歴代の主な受賞者
- クリスチャン・ディオール(フランス) 1947年・・・・・当時の新人。「ニュールック」発表により、一躍時の人に。
- サルヴァトーレ・フェラガモ(イタリア) 1947年・・・・・「見えないサンダル」が高い評価を受けての受賞
- ガブリエル・ココ・シャネル(フランス) 1957年・・・・・・1954年のパリモード界復帰後、再び活躍。フランスを出てダラスに降り立ったのは有名な話
- イヴ・サンローラン(フランス) 1958年・・・・・「トラベラーズライン」が高い評価を受けての受賞
- ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(イタリア) 1967年
- ミッソーニ(イタリアのブランド) 1973年
- ジョルジオ・アルマーニ(イタリア) 1979年
生前のココ・シャネルやクリスチャン・ディオールが受賞している事、
特にココ・シャネルがダラスまで時間をかけて駆け付けた事などが
この賞の権威を高めている。
特にシャネル社はニーマン・マーカス賞に関連する
「ダラス」という土地の事を大事にしており、
2013年12月にはシャネルにとっての大事な場所であるダラスにて
カール・ラガーフェルド指揮のもと、
"Back in Dallas"キーワードに
2014年プレフォールコレクションの盛大なショーを開催した事もあり。
なお、「ファッション界のオスカー」のポジションは現在、
CFDA(アメリカファッションデザイナーズ協議会)主催の
「CFDA Award」が継承しているような状態。
関連賞
コティ賞
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