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オートクチュール(Haute Couture)

 
 
 

オートクチュールの意味合い

 
 
プレタポルテの対義語的なものとして知られる
高級ファッション分野の専門用語
「オート・クチュール」はアルファベットのスペルとしては
 
Haute Coutureで、ショーイベントでは"HC"と略される。
 
 
構成する単語を分析すると

  • haute=高い/高級(英訳=high)
  • couture=縫う(英訳=sewing)

となり、そのままの意味合いとしては、
"高級な縫い物/裁縫物"
というような感じになるが、
実質的には、世界的にプレタポルテ(既製服)とは対照的な
「高級仕立服(オーダーメイド服)」といったような意味合いとして扱われる。
 
 
 
 

オートクチュールという文化の歴史

 
オートクチュール(Haute Couture)という文化/ビジネスモデルは、
英国出身で、渡仏したのち19世紀半ばからパリで活動していた

  • シャルル・フレデリック・ウォルト

という人物が開発。
 
それに

  • ポール・ポワレ
  • ガブリエル・シャネル

などの新世代のデザイナーが追随し、
1900年前後からどんどん文化として普及。
 
その後も文化の発展は続き、第二次世界大戦後の1950年代まで
オートクチュール文化は栄華を極めた。
 
 
しかし、1960年代に入ると幅広い人々のファッションの開放を信念とする
ピエール・カルダンという若いデザイナーが
オートクチュールとは対極的なプレタポルテという文化/ビジネスモデルを開発。
 
 
その後、ディオールを辞めてフリーだったイヴ・サンローランや
日本からやってきて1960年代後半から修業を積んできた高田賢三などが
先見性のある若手がプレタポルテ文化を大きく発展させた事により、
1980年代に入るとオートクチュール文化は大きく衰退。
 
1990年代に入ると、オートクチュール部門を閉鎖し、
プレタポルテ専業系ブランドへと転身するメゾンが目立つようになった。
 
 
一方でオートクチュール文化も決して絶滅する事はなく、
20世紀に入ってから

  • ヴィクター&ロルフ
  • ジャン-ポール・ゴルチエ

といった大きなブランドがプレタポルテを閉鎖すると共に
パリコレのプレタポルテ部門からも撤退し、
オートクチュール専業ブランドへと転身する、逆の例もあり。
 
 
 

プレタポルテとの主な違い

 

  • 店に並べられている完成品ではない
  • 職人の手作業によって完成される
  • 完成するまでに時間がかかる(顧客のサイズ計測などが念入りに行われる)
  • 制作に管理の時間と人手が必要になるため、たくさんの顧客を抱える事は出来ない
  • プレタポルテと比べて一つ一つの作品が高額

 
 
 
■プレタポルテ(Pret-a Porter)=
英語で言うと"ready-to-wear"。
ファッションショー用語としての略称は「RTW」。
その英訳通り、オーダーメイド服とは対象的に、
完成品として店に並んでいる(着用できる準備が整っている)ため、
顧客は買ったらすぐに商品を着用できる。
ただし、オーダーメイドではないため、完全に自分の体型にフィットする商品になかなか巡り合えないのが弱点。
 
 
 

オートクチュール系のファッションショーイベント

 

  • パリコレクションのオートクチュール部門
  • [過去] アルタ・モーダ(ローマ・オートクチュールコレクション)

 
 
現存するオートクチュール系のショーイベントはパリコレのオートクチュール部門のみ。
 
イタリア/ミラノ系のオートクチュールブランドはイタリア開催のオートクチュールイベントが存在しない中、
単独開催でオートクチュールのショーを開催している傾向。
ただし、アルマーニやFENDIのようにオートクチュールのショーをパリコレ公式日程内で発表する例もあり。
 
 
 

主なオートクチュール専業系ブランド

 

  • ヴィクター&ロルフ
  • ジャン-ポール・ゴルチエ
  • YUIMA NAKAZATO・・・・・日本の中里唯馬のブランド
  • ステファン・ローラン
  • ウリヤナ・セルギエンコ

 
 
[注記]
ゴルチエは2014年を最後にプレタポルテ部門を閉鎖していたが、
2021年にプレタポルテ部門を復活させた。
 
 
 


 
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