豊田利三郎(Risaburo Toyoda)
参考文献
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/company_information/management_and_finances/management/executives/past.html
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/taking_on_the_automotive_business/chapter1/section2/item2_a.html
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/taking_on_the_automotive_business/chapter1/section4/item1.html
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/taking_on_the_automotive_business/chapter2/section7/item3_e.html
生年月日 | 1884年3月5日 |
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没年月日 | 1952年6月3日(享年68歳) |
旧姓/出生名 | 児玉利三郎 |
出身地 | 滋賀県 |
主な肩書き | 豊田紡績・常務(実質的にはトップ) 豊田自動織機製作所・初代社長 トヨタ自動車工業(のちのトヨタ自動車)・初代社長 |
主な親族
児玉一造 | 東洋棉花(のちのトーメン)の元会長。三井物産の名古屋支店長だった時代に、のちに弟・利三郎の義父となる豊田佐吉の事業をサポートした縁をもつ |
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義父:豊田佐吉 | 妻である愛子の父。トヨタグループの創業者 |
妻/配偶者:(豊田)愛子 | 豊田佐吉の娘で、喜一郎の妹 |
豊田喜一郎 | 利三郎より10歳年下ながら、続柄的には「義理の兄」にあたる人物。ただし、豊田市公式チャンネル内の歴史映像を参考にすると年功序列で、利三郎は喜一郎の事を「喜一郎」と呼び、年下の喜一郎は10歳年上の利三郎に対して敬語で話す関係だった模様 |
二十子 | 喜一郎の妻で、百貨店・高島屋創業家の女性。利三郎から見ると義理の姉 |
幸吉郎 | 利三郎/愛子の第一子 |
大吉郎 | 利三郎/愛子の第二子 |
信吉郎 | 利三郎/愛子の第三子 |
禎吉郎 | 利三郎/愛子の第四子 |
豊田章一郎 | 喜一郎/二十子の息子で、利三郎から見ると甥っ子 |
伊藤忠を経てトヨタグループに
滋賀県内で児玉家の息子として誕生。
学業を終えると繊維産業発祥の勝者、伊藤忠商事に入社。
その伊藤忠商事ではマニラ支店の支配人まで登りつめた。
30代前半を迎えた1915年、
東海地方で織機の開発などを行う豊田佐吉の娘、愛子と結婚。
婿入りし、名字が児玉から豊田に。
1918年に義父の豊田佐吉が「豊田紡織」を設立。
佐吉が社長、利三郎は常務取締役に就任したが、
実質的な会社の実権を握っていたのは利三郎であった模様。
豊田自動織機製作所/トヨタ自動車工業の初代社長に
1920年代前半に入ると、10歳年下の義兄・豊田喜一郎が豊田紡織に入社。
佐吉と喜一郎は1920年代半ばに自動織機を遂に完成させ、
量産のため1926年に「株式会社豊田自動織機製作所」を設立すると、
利三郎は初代社長、喜一郎は常務取締役に就任。
1930年、義父の佐吉が死去。
死後、喜一郎は父の意思を受け継ぎ、自動車事業をスタートさせると
もともと利三郎は自動車事業進出にかなり反対していたようながら
途中からは喜一郎の自動車事業を我慢強くサポート。
苦心の末、喜一郎が自動車の試作/開発に成功させ、
豊田自動織機製作所の社内事業から分離・独立する形で
1937年にトヨタ自動車工業(のちのトヨタ自動車)が設立されると、利三郎はその会社の初代社長に就任。
1941年はじめには喜一郎へと社長職をバトンタッチし、会長へ移行。
戦後間もない1945年秋まで会長を務めた。
(会長退任後は1946年末まで監査役に)
1952年、喜一郎と同時期に死去
1952年の春、義兄の喜一郎が若くして死去。
(会社沿革によると、この時利三郎は寝込んでいて、喜一郎の葬式にも出られない状態だったという)
それから約2か月後の6月初め、68歳で死去。
なお、公式文献によるもともとは豊田自動織機製作所の中で
自動車事業に一番反対していた人物だったものの、
死の間際には親族に対して
「トヨタは(トラックではなく)乗用車をやれ」
と、うるさく言っていた模様。
ただし、乗用車完成の直前に亡くなってしまい、
自動製造の乗用車をみる事は出来なかった。
関連映像
豊田市公式チャンネル「豊田喜一郎物語」
映像の途中、トヨタグループの自動車事業参入のキーパーソンとして利三郎が登場
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