江尻義久(Yoshihisa Ejiri)

 
参考文献
ハニーズHD公式サイト内の公開資料
 

初期キャリア

 
戦後の昭和21年生まれの男性。
現在の福島県いわき市の南東部に位置する港町・旧小名浜町の出身。
 
県内有数の進学校である福島県立磐城高を卒業したのち上京し、
国内有数の難関私立大学・早稲田大学に入学。
1969年に早稲田大学の第一文学部社会学科を卒業すると帰郷し、
父が経営する「エジリ帽子店」入りする。
 
私生活では1976年、のちに後継者となる長男・江尻英介氏が誕生。
 
1978年、ヤングカジュアル衣料販売を目的とした
有限会社エジリ(のちのハニーズHD)が設立され、その会社の専務取締役に就任。
 
1985年に企画製造部門の株式会社ハニークラブが設立されると、その代表取締役に就任。
 
1986年には有限会社エジリから社名変更した
株式会社ハニーズ(現ハニーズHD)の代表取締役社長に就任。
福島を出て首都圏進出を開始。
 
1990年代にはハニーズを全国各地に出店する大きなチェーンへと発展させ、
2003年には会社をジャスダック市場に上場させた。
 
 

敏腕経営者とし注目度が急上昇

 
2005年には東証一部へと鞍替えした中、
柳井正さん同様、一代で日本有数のカジュアルチェーンを作り上げた天才経営者として知名度・注目度が急上昇。
 
様々なビジネス系メディアを通じて、
その人物像や巧みなビジネススタイルが広く世間に伝わるようになった。
 
リーマンショック後も低価格そしてトレンドを意識した商品作りでますますビジネスを成長させ、2009年には1000店舗を達成する。
 
 
2017年に持ち株会社制度に移行し、
会社名がハニーズ・ホールディングスに変更されてからも社長に留まる。
 
 

2021年に代表権をもつ会長へ移行

 
 
長くハニーズ/ハニーズHDの社長として活躍したのち、
2021年に45歳の長男へ社長職をバトンタッチし会長に移行。
 
しかし引退したわけではなく新しい役職は代表取締役会長。
つまりお飾りの会長ではなく代表権をもつ実質的なトップで、
2021年以降は息子をサポートする重要な立場として
新たな役職での業務をスタートさせた。
 
 
 

 
関連人物
江尻英介
柳井正・・・・・同じく、親の会社を継いで低価格カジュアル事業を軌道に乗せた人物として比較される事が多い経営者