前田勝之助(Katsunosuke Maeda)

 
参考文献
東レ公式サイト内の公開資料
https://www.toray.co.jp/aboutus/history/90years.html
 
 

第一期トップ時代

 
1931年(昭和6年)2月生まれ。
福岡県内の飯塚市にあたる地域で誕生する。
 
京都大学の大学院を経て、当時の東洋レーヨン(のちの東レ)に入社。
 
1985年6月、開所したばかりである東レの「技術センター」企画室長に着任。
また同年には取締役にも就任。
 
翌1986年には常務へ昇進。
 
1987年、その頃は常務取締役という役職だったものの、
専務や副社長といった上位の役職を一気に飛び越え、
会長へと移行する伊藤昌壽氏の後継者として
56歳で東レの社長/CEOに就任。
 
 

会長に移行するも一時期現場復帰

 
 
1987年から10年間東レの社長として活躍したのち、
1997年に社長職から退いて会長へと移行。
(後任の社長/CEOには専務だった平井克彦氏が就任)
 
一方で社長退任直前には経団連の副会長に就任。
1999年には経団連において会長に就任。
 
経団連の会長として日本経済全体のために働いていた前田氏ながら
5年後の2002年4月、当時経営危機を迎えていた東レのCEOに復帰。
「会長」→「会長/CEO」という肩書になり、現場復帰。
 
その2カ月後には社長だった平井氏が副社長に降格し、
副社長だった榊原定征氏が社長に昇格。
 
そこから2004年までの2年間は
 

• 社長/COO=榊原定征
• 会長/CEO=前田勝之助

という2人が会社のトップに位置する体制が続いた。
 
 

2004年以降

 
 
2004年CEO職を離れ(CEOは榊原氏が継承)、「名誉会長」という肩書に移行。
僅かな現場復帰期間を経て再び現場から離れる。
 
2013年4月、東レの名誉会長というポジションのまま、82歳で死去。
 
 
 
 
 
関連人物
榊原定征