ヤマンバギャル

 
 

ヤマンバギャルが出現するまで

 
1995年に安室奈美恵が大ブレイクして、
渋谷の109周辺には彼女のファッションを真似した「アムラー」と呼ばれる
ミニスカート/厚底スカートのギャルが激増。
 
そんな時期に渋谷109の人気ブランド「セシルマクビー」が
セクシー系へと梶を切ると、
支部や109界隈にはコギャルと呼ばれる女子高生ギャルが急増していった。
(モデルは押切もえはまさにその一人で、毎日のように千葉から放課後渋谷までやってきて遊んでいた事で知られる)
 
セシルマクビーの人気や
同じ系統のブランド(EGOIST/SWORD FISH)の人気も高まる中、
109店員のメイクも濃くなっていき、森本容子・中根麗子といったカリスマ店員が話題に。
 
その他、安室奈美恵などの日焼けした肌への憧れなどから
日サロ(日焼けサロン)ブームも吹き荒れて、ガングロ(顔黒)ギャルも登場。
 
そんな中で、1999年代後半から2000年頃に登場したのが「ヤマンバギャル」。
 
 
 

ヤマンバギャルのメイク/服装の特徴とは?(画像あり)

 
 

  • 109カリスマ店員をさらに上回る濃いアイメイク(目の周りはパンダのよう)
  • 唇には赤系ではなく白系の口紅を塗る(基本的に)
  • 日焼けサロン効果の黒い肌
  • 厚底ブーツ(アムラーの名残)
  • 蛍光色など派手な色の服(シノラーと共通する部分あり)

 
 
こういったところが特徴で、
他のギャル一派との大きな違いは目の周り&口元のメイクが強烈という事。
 
パンダの目の周りのように目の上側・下側を広範囲に渡ってメイク。
 
 
総合的には「ギャル風メイク」の域を超えて
ヤマンバを真似した仮装のように見える事から「ヤマンバギャル」と称され
彼女たちは2000年当時、毎日のようにメディアに取り上げられていた。
 
 
 

 
 
 
あぢゃ公式インスタグラムより

 
 
 

ヤマンバギャルに関連する人物/作品

 
 

  • TBS系ドラマ「オヤジぃ。」・・・・・2000年秋放送の連続ドラマ。劇中に、一世を風靡していたヤマンバギャルそのままの人物が登場。配信メディアあり
  • 矢沢心・・・・・「オヤジぃ。」というドラマでヤマンバギャルのキャラクターで登場
  • あぢゃ・・・・・ヤマンバギャルメイク系のファッションモデル。1983年生まれで、2000年当時は17歳くらい。

 
 

ヤマンバギャルのその後

 
メイクの域を超えて仮装としか言えない存在で渋谷の街中にいると
かなり浮く存在であった中、2001年に入ってメディアも取り上げなくなって
真似する人もいなくなると、一気にその姿を消した。
(2002年・2003年頃にはある程度「死語」になっていたほど)
 
ただし、伝説の存在として「ヤマンバギャル」が時が経つほど話題になる中、
2020年代に入ってもわずかにヤマンバギャル風メイクの若い女性は現存。
 
 
 

 
 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

 


 
一般的な用語(雑誌/トレンドetc)

 
 
 
 


 
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