プラスサイズモデル
英語のスペル的には。
「plus size model」
で、2020年代に入って日本/海外で定着した新語。
プラスサイズモデルの意味/定義
長い間、世界のモデル業界(女性)では
- 身長175cmから180cm
- スラッとしたスリムな体型
のみが活躍できるような世界で、
2000年代まではカール・ラガーフェルドお気に入りの日系人のデヴォン青木の特例など、デザイナーに特別に気に入られた場合を除いて身長160cm台のモデルはほとんど活躍てぎなかった。
しかし、2010年代に入って多様性の時代の中で
まず低身長モデルの需要が高まっていき、
身長の低い女性モデルの活躍できる時代になってきた。
ただし、その時点では大柄なモデル(平たく言うと太ったモデル)は
全く需要がない中で「痩せろ、痩せろ」と言われるだけであった。
多様性の時代がさらに進行する中で
2010年代後半に入ってスチール分野/ショー分野にて
低身長モデルだけでなく大柄なモデルにもようやくチャンスが与えられるようになり、
そういった明確に大柄なモデル(平たく言うと"明確に太ったモデル")
の事がPlus Size Modelと称されるようになり、
そのまま日本においても「プラスサイズモデル」と呼ばれるようになった。
世界の中には一定数の大柄な女性が存在するほか、
彼女達のサイズに合う衣料が必要である中、
「多様性」というキーワードが年々重視される背景も重なり、
今後もスチール/ショー分野での活躍の場はますます増えていくと予測されている。
日本・海外におけるプラスサイズモデルの代表格
Ashley Graham |
アメリカ人。2000年にキャリアをスタートさせてから長く低迷していたが、2010年代に入ってプラスサイズモデルとしてブレイク。世界的なショーのプラスサイズモデル枠で活躍 |
---|---|
Precious Lee | ニューヨークベースのアフリカ系モデル |
Barbie Ferriera | アメリカ系モデル |
ユミ・ヌー/Yumi Nu | 低身長モデルのトビラを開いた日系人・デヴォン青木の親戚であるアメリカ人。2022年に入ってプラスサイズモデルとして初めてVOGUE JAPANの表紙を飾った。プラスサイズモデルの代名詞的な存在で、ショーでもモデルとして活躍。身長は180cm以上あり |
Naomi Shimada | ロンドン拠点 |
渡辺直美 | ポッチャリ系女子向けのファッション雑誌「La Farfa」のモデルとしても活躍してきた国際的タレント |
多様性を背景にプラスサイズモデル需要が発展してきた背景もあり、人種的には白人系・アフリカ系・アジア系まで様々。
日本においてはショーに頻繁に出演するようなプラスサイズモデルは、まだ登場していない状況。
Yumi Nu responds to Jordan Peterson's Sports Illustrated cover slam https://t.co/QefGAkRAjB pic.twitter.com/glQ8Cjgs19
— New York Post (@nypost) May 20, 2022
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