オリジナルブランド(プライベートブランドとの違い)

 
[注記]
以下の説明はあくまでアパレル業界内での意味合いです。
また、あいまいで業界内でも各々で微妙に認識のズレがある事をご理解した上でお読みください。
 
 
 

オリジナルブランド(ストアブランド)とは?

 
 
アパレル業界内においては
セレクトショップ用語の一種という意味合いが強い専門用語。
 
ストアブランドとほぼ同意義。
 
セレクトショップ運営企業は

• 外部仕入れは量や時期がコントロールできない
• 利益率が低い

といった問題がある中、いつしか大半が

• 利益率が高い
• 生産量/時期などをコントロールできる

というメリットをもつ自社ブランドをもつようになり、
自社/提携企業で商品を作り、一つのブランドとしている。
これが「オリジナルブランド」。
(あまりにも都合が良いため、セレクトショップと称しつつ、実際には店内の大半がオリジナルブランド商品で埋め尽くされている店もあるほど)
 
そして大概のセレクトショップは
オリジナルブランド名と店(チェーン)の名前が全く同じになっているため、「ストアブランド」と同意義として扱われている。
 
 
 

プライベートブランドとの違い

 
食品スーパーはナショナルブランド(国民的ブランド)などに商品を作ってもらい、
店で自社ブランド扱いとして商品を安く提供するのが当たり前になっている。
(製造元として、替わりに作ってくれたメーカー名が記載されている場合も多い)
 
こういった「名義貸し」的なものが典型的なプライベートブランド。
 
ただし、すへての食品スーパーが生産を外部に委託して
「名義貸し」を受けているわけではなく、
激安スーパーとして話題の業務スーパーは自社で工場をもって
自社独自生産したオリジナル商品を店舗に運んで提供しており、
この場合は条件的に「オリジナルブランド」と呼ぶ方が適切。
 
ただし、スーパー業界においては
「オリジナルブランド」
という用語が基本的に使用していない風習があるため、
一般的には業務スーパーも自社ブランドの事を「プライベートブランド」を自称している。
 
逆にアパレル業界においては
「プライベートブランド」という用語はほとんど使われない風習があり、
セレクトショップなどが店で展開する自社ブランドは
仮に「名義貸し」的な意味合いが強くてほとんど企画/生産にノータッチだとしても
基本的にどこも「オリジナルブランド/またはストアブランド」という呼称をしている。
 
例としては昔のForever21は「しまむら」同様に
外部メーカーからの仕入れ品を店に並べていたが、
それらを「オリジナルブランド商品」として販売していた。