アップサイクル(アップサイクル素材/upcycle)
アップサイクル(アップサイクル素材)の意味
地球環境に優しいサステナブルなモノづくりの重要性が増している中、
世界の服飾業界ではサステナブルなモノづくりをするデザイナーが激増。
(服作りの過程で発生する大量の廃棄素材を燃やす事は地球環境を悪くする)
そんな中、2010年代後半あたりから
急に雑誌やWEBメディアにてちらほら見かけるようになった新語。
新型コロナのパンデミックが発生した2020年以降は
頻繁にメディアでその単語か踊るようになった。
日本語では「創造的再利用」といったよう訳される。
従来の再利用/再生利用(=リサイクル)とは一線を画し、
- デッドストック(不良在庫)の生地/素材を、魅力的なものへと加工して新しいものへと作り変える
- プラスチック廃棄物を付加価値の高い化学繊維へとリニューアルさせる
- 古い服を権威ある(ブランド力の高い)染物業者に染色してもらう(これは個人におけるアップサイクル活動)
といった事が具体的な実例。
対義語と言える「ダウンサイクル」は例えば
「着古したシャツを縫って雑巾にする」
というのが代表例。
この場合は、シャツと比較して生まれ変わったあとの雑巾は
元の商品より価値は低い。
それに対して、
「アップサイクル」はリサイクル活動の一部ながら
元の素材を「上手に加工」して、元の状態より上(UP)の魅力的なものへと変身/グレードアップさせていて
"ダサさ"が漂っていない点がポイント。
アップサイクルで有名なデザイナー
- MARINE SERRE・・・・・アップサイクル系デザイナーの代名詞的な存在でアップサイクルの概念を大事にしている事を公言。パリコレに参加する彼女の存在によって「アップサイクル」の概念は世界中に広まったところがあり。うまく加工されているためパリコレで発表しているアップサイクル系作品には、目立ったリメイク感はなし
<注記>
新語で概念がまだ統一されていない側面もあるため、
時代の流れに応じて表現を修正・進化させてもよらう場合があります。
関連語句
サステナブル・ファッション
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