桑田悟史(Satoshi Kuwata)

 
参考文献
LVMH PRIZE公式サイト
https://www.lvmhprize.com/designer/setchu/
SETCHU公式サイト
https://www.laesetchu.com/
 


 

生年月日

1983年生まれ

国籍/出身

日本

活動拠点(2023年時点)

イタリア/ミラノ

出身校

セントマーチンズ美術大学

 
 

学生時代/初期キャリア

 
昭和58年(1983年)、芸術/服飾系の家系に生まれる。
 
高校卒業したのち大手セレクトショップ・BEAMSのスタッフとなり、
約2年間に渡ってBEAMSの販売員として活動。
 
BEAMSスタッフを経て2000年代半ばにイギリスに渡り、
テーラード(スーツ)の聖地として有名なロンドンのサヴィル・ロウにある
H.Huntsman and Sonsという店舗での修行を開始。
 
一方でロンドンの世界的アート/ファッション系教育機関である
セントマーチンズにも入学し、サヴィルロウの勤務店とセントマーチンズを往復する日々がはじまった。
 
また在学中からパリコレ参加歴もある世界的なイギリス人デザイナー、
ガレス・ピュー(Gareth Pugh)のアシスタントも務めるようになる。
 
ガレスビュースタッフを経て、
今度は世界的なヒップホップ系ミュ―ジシャンで
ファッションデザイナーとしての顔ももつカニエ・ウエスト(現Ye)の
ロンドンアトリエで働くようになった。
 
その他、ブランド立ち上げの修業時代は
リカルド・ティッシがデザイナーだった頃のジバンシィ、
アメリカ系ブランド・EDUNで働いていた時期がある模様。
 
 

2020年にSECHUをスタート

 
 
欧州やアメリカで過ごした約15年で様々な経験を積んだのち帰国し、
37歳を迎える2020年にようやく自身のブランド「SETCHU」をスタート。
(「和洋折衷」という日本語がブランド名の由来)
 
この年はちょうどパンデミックが起きた年で
アパレル業界においてもサステナブルなモノづくりが強く求められるようになった中、
“Mottainai(勿体ない)”をキーワードにサステナブルな姿勢で
和洋折衷なモノづくりをスタート。
 
2022年にはVOGUEイタリアによる
イタリア拠点の新人デザイナーを発掘/支援するコンテスト
「Who Is on Next」でで優秀賞受賞デザイナーの1人となる。
(GUCCIのミケーレやVALENTINOのピッチョーリが審査員を務める栄誉あるコンテストながら、日本ではほとんど報道されず)
 
 

2023年2月にLVMH PRIZEセミファイナリスト選出

 
 
大規模なショーを行わずに利益も追い求めないモノづくりをする
"アルチザン系デザイナー"の一人であったため、
その輝かしいキャリアとは裏腹に国内外で無名の存在で、
「Who Is on Next」で賞を獲得してもまだまだ知名度が低かったものの
2023年に世界最高峰の新人デザイナー向けコンテスト
「LVMH PRIZE」にてセミファイナリストの一人に選出され、
日本での知名度がようやく上昇。
 
なお、LVMHプライズ公式サイトによると
2023年時点での活動拠点は日本ではなくイタリア。
 
2023年にはセミファイナリストからファイナリスト9人に残り、さらに注目度が上昇。
 
 
 

 
 
 

2023年6月、LVMH PRIZEプライズで優勝(世界一の新人デザイナーに)

 
 
 
LVMH PRIZEファイナリストに残ったのち、
マークジェイコブスや二コラ・ジェスキエールなど、
6月開催のLVMH系の主要デザイナー達が審査員/陪審員を務める最終選考にて
見事にウィナーに輝き、「世界一の新人デザイナー」を称号を獲得。
 
このニュースは世界に轟き、
日本でも古巣・BEAMSの設楽洋社長も自身のツイッターで
お祝いのツイートを寄せた。
 
 

 
 


 
関連人物の経歴
リカルド・ティッシ
ガレス・ビュー
設楽洋
 
 
 

 

 
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