日本人国際デザイナーの草分け
 

中村乃武夫(Nobuo Nakamura)

 
大正13年(1924年)生まれ。
東京都出身。
 
まだ日本に立体裁断技術を伝来したばかりである1960年(昭和35年)、
日本人デザイナーとして初めて、パリでのショーを開催。
(パリコレに参加、という形ではなかった模様)
 
1964年にはNY進出前の森英恵など数人のデザイナーと共に
「東京コレクション・グループ」を結成した。
またその年には、美智子皇太子妃のデザイナーにも就任し、
皇室デザイナーの道も歩み始めた。
 
昭和45年(1970年)には、
大阪万博にて日本館のユニフォームデザインを任されるなど
国民的デザイナーの地位を築く。
 
 
なお、歴史的には1970年代前半に入り、
ようやくパリで修業を積んだ高田賢三、
そしてパリ/NYで修業を積んだ三宅一生がパリコレクションにデビューし、
歴史的にはここから日本人デザイナーのパリコレ挑戦がスタートしたということになっている。
 
 
 
2014年5月、89歳で死去。
この訃報は新聞でも大きく報道された。
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 

 

 
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