藤原新/石橋真一郎(KUONデュオ)

 
 
参考文献
東京ファッションアワード公式サイト
https://tokyo-fashion-award.jp/winners/kuon.php
東京コレクション公式サイト
https://rakutenfashionweektokyo.com/jp/brands/detail/kuon/
KUON公式note
https://note.com/kuontokyo2016
 
 


 
 

デュオのバックグラウンド

 
創業者/ディレクター」というポジションの藤原新さんは
法政大学の法学部で学んだのち、卒業後はスーツ姿で長く法律の仕事をしていたという特異な経歴の持ち主。
 
一方、「デザイナー」というポジションの石原真一郎さんは
世界的なファッション専門学校の文化服装学院で専門教育を受けたのち、
丸の内の老舗テーラーにて修行を積み、その後はパリコレブランド
「kolor」
(sacai阿部千登勢さんの夫としても知られる阿部潤一さんのブランド)
にてパタンナーという、デザイナーと並ぶ重要な役職で働いていた経歴をもつ。
 
 

KUON立ち上げ/石原氏招聘までの経緯

 
KUONにとってのブレーンである藤原氏は
法律の仕事をしていたものの私生活では大のファッション好きで
ユナイテッドアローズ社がかつて経営していたストリート系セレクトショップ「時しらず」といった
好きなお店に通い詰めるような生活を送ってきた中、
ある時期に「好きな事を仕事/ビジネスをしたほうがいいのでないか」
と思うようになり、30代に入ってから、デザインの専門教育を受ける事なく、
まず「1sin(イッシン)」というブランドをスタート(2011年)。
 
翌2012年には株式会社MOONSHOTというアパレル企業を立ち上げ、
若い頃に通い詰めていた店「時しらず」の
市之瀬智博というディレクターさんの力を借り、
藤原氏の地道な営業活動も功を奏して少しずつ事業規模が拡大していった。
(恩人の市之瀬氏はその後、KUONのスタッフの一人になる)
 
 
そんな中、kolorから独立して2014年からフリーパタンナーとして活動していた
石原真一郎氏と出会い、彼にデザインではなくパターンの仕事の依頼をする中で、彼の圧倒的な能力に魅了される。
 
そしてファッション事業を展開する中で
専門教育を受けたわけでもない自分がデザインをする必要はないと思うようになり、
デザイナーとして有能な人物を外部から招き、
自分はディレクターというポジションで経営面など全体を統括する役割で新たなブランドを立ち上げる事を思い付き、2016年にKUONというブランドがスタート。
デザイナーに石原氏が就任する。
 
そこから「デザイナー石原/ディレクター藤原」のデュオの活動が本格的にスタート。
 
 
 

東京コレクション/NYコレクションに出展

 
もともとはパタンナーだったものの、
藤原氏がその能力を絶賛する石原氏はデザイナーとしても類まれなる能力を発揮し、
2017年には若手デザイナー/ブランドの国際的活動を支援する
「東京ファッションアワード」という大規模なコンテストにて
Winnerの一人に選出されるまでになる。
 
そして2018年春開催の2018-19秋冬シースンに東京コレクションにて初のランウェイショーを開催。
これにより、ブランドの業界内での知名度は飛躍的に向上。
 
 
2020年代に入ってからは
サステナブルな創作活動をするブランドに追い風が吹く中、
世界4大コレクションの一つであるNYコレクションに進出するまでになった。
 
 
一般的には石原氏ブランドいうイメージしかないKUONながら
本当のトップでブランドのイメージ/方向性をコントロールしているのはディレクターの藤原氏で
その藤原氏は2023年3月、NHK Eテレの「ロッチと子羊」にブランドの代表として出演。
それにより、裏方で一般的な知名度の低かった藤原氏の知名度も向上。
(スタジオ出演は藤原氏のみだったが、密着VTRにはパートナーの石原氏も登場)
 
 
 

 
 
 


 
関連人物

  • 皆川明・・・・・同じく、モノを大事にした創作活動を行う世界的デザイナー

 
 
 
 

 

 
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