柳井正 vs 土屋哲雄
参考文献
https://www.fastretailing.com/jp/about/company/profile_yanai.html
機能性衣料といえば
- ユニクロ(ファーストリテイリング)
- ワークマン
の2強状態。
その中で
- 柳井正氏(ファーストリテイリングのトップ)
- 土屋哲雄氏(専務ながら実質的な組織トップ/社長は土屋氏よりだいぶ若い)
という両者の2代巨頭は
創業者からみて2世にあたる
- 世界レベルの経営能力
- 同じ世代
- 両方とも高学歴の秀才
といった共通項をもち、比較される事が増えている。
そんなお二人の様々な要素を比較。
比較表
柳井正 | 土屋哲雄 | |
2023年時点の役職 | (株)ファーストリテイリング社長/会長 (株)ユニクロ会長 *2023年にユニクロ社長職を 若手に譲る |
(株)ワークマン専務 *社長ではないが 記者会見などに積極的に参加。 実質的なトップ |
生年月日 | 1949年2月7日 | 1952年10月6日 |
出身地 | 山口県宇部市 |
埼玉県深谷市 (渋沢栄一と道鏡) |
創業者との関係 | FRの前身、 小郡商事の創業者である 柳井等氏は正氏の父親 |
ワークマン創業者の 土屋嘉男氏は哲雄氏のおじ |
出身大学 | 早稲田大学 (政治経済学部) |
東京大学 (経済学部) |
前職 | ジャスコ(現イオン)社員 *短期間 |
三井物産 (大手商社) |
現在の会社に 入った年 |
1972年 | 2012年 (常勤顧問として入社) |
性格 | 剛 | 柔 |
強み | *1970年代から アパレル小売りビジネスをしてきた (紳士服販売のほか メンズカジュアルVANの正規店) *強力なリーダーシップ |
*大手商社で30年以上に渡って 長く活躍し、豊富な経験がある *1950年代前半生まれながら 今でも若者感覚をもっており、 服装も若々しい *1988年から 三井物産デジタルの社長を務めてきた事もあり デジタルに強く、SNS/インフルエンサーを 活用するのがうまい *誰も手を付けていない 隙間市場/ブルーオーシャン市場をみつけて 市場を開拓するのがうまい *部下の意見を柔軟に聞き入れる姿勢 |
弱点 | *家業でアパレル小売りの世界に入ったものの ご本人自体はファッション流行に うとい/興味がないと言われる (そのため、柳井氏がトップを務めていた頃の GUはまったくうまくいかなかった) *同世代のビジネスマン同様、 ややデジタルに弱い |
アパレルビジネスに 関わって来た歴史が浅い |
労働環境への理解度 | 店長なとが過酷な労働を 強いられた事などが判明し、、 労働環境への配慮が足りないと 繰り返し報道されてきた (ただし近年は改善か進んでいると言われる) |
社員/FCオーナーの労働環境への配慮が素晴らしく、 「ホワイトフランチャイズ」 というコンセプトを掲げ、 例えばFCオーナー夫妻が 公私共に余裕ある/充実した人生を おくれるように配慮するなど 「ブラックフランチャイズ」 の対極的な存在になる事を目指している |
Forbes 日本長者ランキング |
約5兆円で第1位 (2023年度) |
TOP10圏外 |
世界的知名度 | 高い | 海外未進出のため低い |
主な功績 | VANのビジネスから発展して 「ユニクロ」ビジネスをスタート、 1代で同ブランドを世界一の 帝位格カジュアルブランドを育て上げた |
2012年に入社したのち 様々な改革を行い、 業績低迷するワークマンの カジュアル衣料企業としての 躍進の立役者となった |
著書 | あり (一勝九敗という即品は ロングセラー) |
あり |
比較結果
同じくらいの世代ながら細かく見ていくと色々な違いもあり
- 資産的には柳井氏が圧倒的で世界最高レベル
- デジタルに関する強さ/弱いに違いがあり、デジタルの時代の中では土屋氏が有利
- 難関大学の経済系学部出身という点は共通
- 物静かでハードなタイプの柳井氏に対し、土屋氏は物腰柔らかくてカジュアルな雰囲気をもつ
- 流行に敏感な土屋氏に対し、柳井氏はその辺のところをGU社長の柚木氏など若い世代の主要スタッフに任せている
ブランド比較
(歴史/SNSフォロワー数/価格帯など)
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スポーツ/アウトドア系
腕時計/ジュエリー系
その他のライバル
ライバル(人)
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