ココ・シャネル vs エルザ・スキャパレリ(黒 vs ピンク)
参考文献
https://www.schiaparelli.com/en/21-place-vendome/the-story-of-the-house/
1920年代・1930年代あたりのパリ・オートクチュール界において
バチバチのライバル関係にあったクチュリエール(=女性オートクチュールデザイナー)、
- ガブリエル・ココ・シャネル
- エルザ・スキャパレリ
の様々な要素を比較。
比較表
Gabrielle Chanel |
Elsa Schiaparell |
|
愛称 | Coco Chanel | スキャップ |
性別 | 女性 | 女性 |
出身/国籍 | フランス (ソーミュール) |
イタリア (ローマ) |
生年月日 | 1883年8月19日 (もともとは生年を 3歳から10歳くらい 詐称していた) *つまり当時の人々は 2人を同世代扱いしていた と思われる |
1890年 |
没年 | 1971年 | 1973年 |
幼少期の 家庭環境 |
貧困 | 裕福 |
活動時期 | [第一期] 1910年代 1920年代 1930年代 1939-1954休養 [第二期] 1954-1971 |
1920年代 1930年代 1940年代 |
引退 | [一度目の引退] 1939年 *1954年に復帰してからは 死の直前まで現役で活動 |
1954年 (シャネルが復帰した年) *ココ同様に 第二次大戦中は フランス国外退去/休養 |
フランス国内での 活動開始時期 |
1910年 | 1927年 |
デザイナーとしての ピーク |
1920年代 1930年代 |
1930年代 |
キーカラー (大きな違い) |
黒 | ショッキングピンク |
世界的な知名度 | 極めて高い (誰もが知る世界一有名な 女性デザイナーと言える) |
低め (業界内部の人にしか 知られていない傾向) |
結婚歴 | ×なし (生涯独身) |
あり |
最初の事業 | 婦人帽子 | ドレス |
主な香水商品 | No.5 | スキャップ ショッキング |
交流のあった 主な芸術家 |
パブロ・ピカソ ジャン・コクトー |
サルバドール・ダリ ジャン・コクトー |
ボール・ポワレ との関係 |
対立 | 友好/尊敬 (ポワレの存在が キャリアの原点) |
互いに対する感情 | ココ→エルザ 嫌悪感 |
エルザ→ココ 嫌悪感 |
現状の展開事業 | オートクチュール プレタポルテ |
オートクチュール プレタポルテ |
現在のブランド公式 FACEBOOKフォロワー数 |
2426万人 (世界最大規模) |
10万人 |
比較結果
- キャリア的にはココのほうが明確に先輩
- キーカラーをはじめとして対照的な要素ばかりで、絶対に相いれない存在
- 互いにアートに対する興味が強く、芸術家との交流が深い点は共通
- 1920年代に栄華を極めたココ/メゾンシャネルがあり、1930年代に入って新人でココより若いエルザがココ/シャネルを追い抜いたという構図
- キャリアを長さ的にココの方が明確に長い(エルザは60年代半ばで引退して静かな老後をおくった)
- 現状のブランド規模的には圧倒的な差(スキャパレリは2012年に復活するまで長くメゾンを閉じていた事も関連)
ブランド比較
(歴史/SNSフォロワー数/価格帯など)
ライバル店舗/施設
スポーツ/アウトドア系
腕時計/ジュエリー系
その他のライバル
ライバル(人)
ライバルメーカー/チェーン