海外業界人からリスペクトされる日本人デザイナーランキング
長い歴史の中で、世界のデザイナーやスタイリスト、
写真家、編集者などがインタビュー記事にて発言してきた
尊敬する日本人デザイナーに関する発言の蓄積データの中で
特に登場する回数が多い人物をランキング形式でまとめたものです。
発言に登場する回数を細かく計測しているわけではありませんので
あくまで独断ランキングとしてご覧ください。
TOP5
第1位;川久保玲(コムデギャルソン) | 1950年代後半あたりに生まれたベルギー系デザイナーからカールラガーフェルドなどの先輩デザイナーまで、世界中のデザイナーから総合的な能力の高さを強くリスペクトされる存在。ダントツの第1位と言える。その他、デザイナー以外の業種(経営トップなど)でも、彼女のスタイルを参考にしている人が多いとされる。世界全体を見渡しても、「世界で最も尊敬されるデザイナー」の1人。 |
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第2位:山本耀司(ヨウジヤマモト) | 川久保玲と比べてデザイナー要素が強くて経営者としての能力は弱めと言われる。そのため、21世紀に入って経営破綻が起こったが。デザイナーとしては同時期にパリコレに参入した川久保玲同様、世界中のデザイナーなどから尊敬される人物 |
第3位:高田賢三(KENZO創業者) | 国際的日本人デザイナーの先駆け。1965年からフランスでの活動を参加し、1970年代に入るとKENZOブランドを立ち上げ、1970年代から1980年代にかけてプレタポルテ分野の最高峰デザイナーの1人として活躍。アジア人デザイナーに門戸を開いた人物として、特にアジア系の業界人からリスペクトされている。弱点は圧倒的に経営能力が弱い点。 |
第4位:三宅一生(ISSEY MIKYAKE) | パリ・NYでの修行を経て、1970年代前半から1990年代末まで高田賢三と共に30年近く、パリコレで活躍。 |
第5位:森英恵(HANAE MORI) | 高田賢三と並ぶ国際的日本人デザイナーの先駆け。1960年代半ばからまずNYで活躍して、NYで初めて成功した日本人デザイナーとなる。1970年代後半からはモナコのグレースケリー王妃の誘いがきっかけで欧州進出。1970年代後半には日本人として初めてパリのオートクチュール組合の正会員になり、2004年まで長くパリコレで活躍。特にアジア系の女性クリエイター達からリスペクトされている。 |
次点
山本寛斎 | 山本耀司と名字が被るもう一人の「山本」。パリコレデザイナーとしての地位は高田賢三/三宅一生など同世代の人達と比べると低め。しかし衣装デザイナーとしてはジャンポール・ゴルチエと並ぶほどの存在で、顧客であるデヴィッド・ボウイなどのアーティストやその関係者からリスペクトされている。デヴィッド・ボウイの大ファンを公言するレディ・ガガも、ボウイの仕事を通じて寛斎氏に対する敬意を公にしており、2010年代半ばにデザイナー活動を再開してからはガガに衣装提供をするなどの交流を続けてきた。デザイナーの中で彼に対するリスペクトを固め人物はそんなに多くは存在しないものの、中国系のNYトップデザイナー・アナスイは彼に対する敬意を常に語っており、尊敬する寛斎氏とのコラボに成功した事もあり。 |
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NIGO(KENZOデザイナー) | 日本にストリートファッションブームを巻き起こした人物。川久保玲同様に、クリエイターとしての能力だけでなく経営力に長けている点などが高く評価されている。ヴァージル・アブロー、木ム・ジョーンズのほか、ハイストリートファッション分野の幅広い業界人からリスペクトされる日本人 |
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