文化服装学院の歴代卒業生/出身者の人気・活躍度ランキング


[補足]
文章内によく登場する毎日ファッション大賞のグランプリとは、
その年に国内外で最も活躍した日本人デザイナーに与えられる栄誉ある賞。
https://macs.mainichi.co.jp/fashion/
 


 
 

こんな疑問が解決

 

  • 余りにもたくさんいる文化卒業デザイナーの中で、結局誰が最も華々しく活躍してきたのか知りたい
  • ライバルと言われる高田賢三とコシノジュンコではどっちのほうが格上なのか知りたい
  • 小篠姉妹の中で文化出身であるジュンコとヒロコではどっちらのほうが実績が上なのか知りたい

 
 
 

ランキングTOP10

 
あくまで国内外での活躍度/世界的な評価/ショーの規模・注目度などを公平に分析した独自ランキングです。
 
 
 

第1位:高田賢三(KENZO)

文句なしで、文化服装学院が輩出した最高ランクのデザイナーの最高峰と言える人物。コシノジュンコらと学んだのち国内企業を経て1960年代半ばに松田光弘と共に渡仏し、そのまま現地に定住。1970年代からコレクション発表をはじめて世界最高ランクのプレタポルテ系デザイナーとなる。LVMHに買収されてからも1999年までKENZOデザイナーとして活躍。2020年に死去した際はフランスのマクロン大統領までもが追悼のコメントを寄せた。

第2位:山本耀司(YOHJI YAMAMOTO)

文化服装学院を経てしばらくフランス生活を経験。帰国後に自身の会社を立ち上げて1981年から川久保玲と共にパリコレクションに参加。以降、どこの大企業にも買収される事なく、40年以上に渡ってパリコレのトップデザイナーとして活躍し続けてきた。adidasの社長も山本氏の大ファンでその人物からのオファーにて「Y-3」という高級スポーツカジュアルブランドも誕生し、そちらも全世界で愛されている。

第3位:コシノジュンコ(JUNKO KOSHINO)

賢三と共に文化服装学院で学んだ女性で賢三の最大のライバルとして知られる。賢三より先に「装苑賞」を受賞。卒業後は誰より先に短期のパリ滞在を経験して親友である賢三のパリ行きのきっかけを作った。すぐにパリ挑戦をする事はなく国内で着実に結果を出してから賢三に続いて1978年からパリコレに参加。以降、2000年まで22年に渡ってパリコレデザイナーとして活躍。第一線を退いてからも国内でデザイナーとして活躍し、バラエティ番組などでも活躍している。知名度的には歴代卒業生の中でナンバー1と思われる。姉のヒロコとは対照的に毎日ファッション大賞グランプリ受賞歴はなし。

第4位:渡辺淳弥(JUNYA WATANABE)

文化服装学院を経て川久保玲率いるコムデギャルソンに就職。以降、社長の右腕として手腕を発揮し、自身のブランドをもつようになる。そしてパリコレにデビューしてメンズ部門・レディース部門両方で川久保玲と共に世界のトップデザイナーとして活躍。1999年には毎日ファッション大賞のグランプリを受賞。

第5位:長尾智明/NIGO(A BATHING APE/KENZO)

高橋盾と共に文化で学んだのち、スタイリストを経て高橋盾と共にNOWHEREという店を裏原宿エリアに出店。同時期に自身のブランド「A BATHING APE(BAPE)」を立ち上げ、当時の裏原宿ブームを牽引。2000年代には女優の牧瀬里穂と結婚して有名に。裏原宿ブーム衰退後はしばらく低迷していたが、モード界でストリート系テイストが流行する中、2020年代に入って大先輩・高田賢三のKENZO新デザイナーに就任。そしてパリコレデザイナーとして活躍。長く賞とは無縁の存在だったが2022年秋には毎日ファッション大賞のグランプリを獲得。若い世代の間での知名度は歴代卒業生の中でトップの可能性あり。

第6位:コシノヒロコ(HIROKO KOSHINO)

コシノジュンコの姉。妹より前に文化服装学院で高度な技術を学んだのち、大阪で活動。1982年にイトキンのバックアップを経てパリコレに参加し、約10年間参加。しかし為替問題によりパリコレから撤退。その後の低迷期は国内にてビジネススキルを向上させ、自身のブランドを国内トップのミセス層ブランドへと成長させる。経営能力の向上と共にブランド・会社は急成長し、1997年には毎日ファッション大賞のグランプリを獲得。そして2000年代後半に再びパリコレ再デビューを果たした。テレビ番組の出演が多いため妹同様に高い知名度がある。

第7位:高橋盾(UNDERCOVER)

毎日ファッション大賞を2度受賞している大物(2001/2013)。NIGOと共に文化で学んだのち、裏原宿エリアにNOWHEREを出店。その時期にアンダーカバーを立ち上げて東京コレクションにデビュー。1度目の毎日ファッション大賞グランプリ受賞(2001年)後にパリコレに進出。以降、約20年間に渡ってパリコレデザイナーとして活躍。NIGOと元にヴァージル・アブローなど様々な若手デザイナーに影響を与えてきた。

第9位:松田光弘(NICOLE)

賢三・コシノジュンコと並ぶ文化服装学院「花の9期生」の1人。早稲田大学を出てから文化に入ったという秀才/異色の経歴。卒業後は国内メーカーに就職したがパリへの憧れから1964年秋に賢三と共に船で渡仏し、現地で貴重な経験をする。賢三はパリに残った一方で自身は帰国し、ニコル社を設立。以降、1990年代まで経営者/デザイナーとして東京コレクションで活躍。国際経験は高田賢三・コシノジュンコより明確に少ないため世界的な知名度は低い。

第9位:津森千里(tsumori chisato)

文化服装学院でドン小西などと学んだのち、イッセイミヤケ社のトップデザイナーとして活躍。社内で自身のブランドも立ち上げる。その後、自身の名を冠したブランドを設立して東京のトップデザイナーに成長し、2002年に毎日ファッション大賞を受賞。受賞後にパリコレデビューを果たし、10年以上に渡ってパリコレで活躍。

第10位:皆川明(mina perhonen)

もともと陸上選手を目指していたが怪我で挫折してデザイナーを志す。文化服装学院で学んだのち修行生活を経て自身のブランドを設立。丁寧なモノづくりが評価され、トップデザイナーへと成長。2000年代に半ばにはパリコレ参加も経験(ショーは小規模)。2006年には毎日ファッション大賞のグランプリを獲得。業界内での評価が高い一方で商業主義で金儲けに走らないため地味な存在だったがサステナブルなモノづくりにスポットライトが当たる中、2020年代に入って日本を代表するサステナブル/アルチザン系デザイナーとして再び脚光を浴びている。

 
 
 
次点

  • 丸山敬太(KEITA MARUYAMA)
  • 落合宏理(FACETASM)・・・・・2016年度の毎日ファッション大賞グランプリ
  • 小西良幸(YOSHIYUKI KONISHI)・・・・・1991年度の毎日ファッション大賞グランプリ
  • 熊切秀典(beautiful people)・・・・・2020年度の毎日ファッション大賞グランプリ
  • 宮前義之(ISSEY MIYAKE)・・・・・2014年度の毎日ファッション大賞グランプリ
  • 黒河内麻衣子(mame)

 
 
 
 

 

 
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