セルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)

 
参考文献
https://www.reallylikefilms.com/janeandcharlotte
https://eiga.com/person/44245/
 


 
「ジェーン・バーキンの元パートナー(公私)」として名前と顔だけは
日本でも知られている一方で、職業や人物像などはいまいち知られていない傾向である
セルジュ・ゲンズブールとは一体どんな人物?
 
 

初期キャリア/長く続かない結婚生活

 
1928年春にパリでユダヤの家系のもとに生まれたフランス人男性。
父親は音楽に関する仕事をしていた。
 
出生名はLucien Ginsburgで
リリアンヌという双子の妹が存在する。
 
第二次大戦中はパリにて迫害の被害を受けならも生き延び、
10代後半だった戦後すぐにミュージシャンとして活動しだし、
その頃にセルジュ・ゲンズブールへと改名したと言われる。
 
1950年代に一度目の結婚をするが、数年で離婚。
 
30代だった1960年代にはミュージシャン・俳優として活躍し
私生活では2度目の結婚をするが、この結婚生活も長くは続かず。
 
1960年代後半には昔、映画で共演したブリジット・バルドーとの恋が話題に。
 

ジェーン・バーキンとの関係/晩年

 
1968年には英国出身でパリに来たばかりの若手女優/モデル、
ジェーン・バーキン(1946年生)とラブストーリー系の映画「スローガン」で共演し、
その共演をきっかけとしてプライベートでも親密な仲に。
 
翌1969年には反社会的/官能的なデュエットソング
「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」を発表するが
内容が問題となり、カトリックの国であるイタリアなどで放送禁止となるなど、ますます付き合いが深くなっていく。
 
そして、事実婚状態の二人の間には1971年、
シャルロット(シャルロット・ゲンズブール)という娘が誕生。
しかし、セルジュの酒乱が原因でジェーンとの仲にも亀裂が入り、1970年代末頃に離別。
 
なお娘のシャルロット・ゲンズブールは1980年代に
10代前半で女優デビューして若くして女優としてブレイクしている。
 
晩年の1980年代もアーティストとしてますます精力的に活動したが、
1991年3月に60代前半で死去。
 
なお、映画「ジェーンとシャルロット」公式サイトによると、
かつて自身の酒乱を原因としたDVで自身のもとから離れていった
ジェーン・バーキンとは晩年に関係が修復して交流が続いていた模様。
 
 
 

死後も伝説の人物として語り継がれる

 
ジェーン・バーキンの存在が名前の由来となっている
エルメスの最高級バッグ「バーキン」は
1990年代以降、日本を含め世界中の女性達の間で超人気に。
 
それに伴い、
ヴィヴィアンウエストウッドやマルコム・マクラーレンの関係同様、
ジェーンの人生を語る上で欠かせないセルジュの存在にも
若い世代の間で脚光が当たり、死後、ますます有名な存在となった。
 
2018年にはセルジュの生誕90年と映画公開50周年を記念し、
ジェーンとの出会いのきっかけとなった1968年公開映画
「スローガン」がリバイバル上映された。
 
 
2023年7月にジェーンが亡くなった直後の8月、
娘であるシャルロットが監督を務めたドキュメント映画
「ジェーンとシャルロット」(製作自体は2021年)が
日本全国の映画館で公開されることになり、
日本でもセルジュの存在に脚光が集まった。
 
 
 


 
関連人物
ジェーン・バーキン
シャルロット・ゲンズブール
 
 
 
 
 

 

 
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