ビル・カニンガム(Bill Cunningham)

 
参考文献
https://models.com/people/bill-cunningham
著書公式プロフィール
 

 
NYの大御所ストリート系ファッションカメラマン。
 
 

 
 
1929年、アメリカ北東部のボストン(ニューヨーク近郊)にて誕生。
 
地元の名門校、ハードード大学に入学したがわずか数カ月で中退し、NYに移り住む。
 
そして現地にて百貨店スタッフを経験したのち、
業界の中でまずは帽子デザイナーとしてのキャリアをスタートさせ、
1950年代には帽子デザイナーとして成功。
 
しかし、キャリアを中断して兵役を終えたのち
時代がオートクチュールからプレタポルテ主流へと急変する中で
帽子という商品の需要に限界を感じてブランドを閉鎖し、
今度はファッションジャーナリストとして活動するようになる。
 
そしてWWDなどの仕事をする中で写真を撮るようになり、
1970年代終盤には写真家としてニューヨークタイムズのスタッフに。
 
その後、ニューヨークタイムズ誌面の彼のコーナー
「On the Street(写真コラム)」を通じて業界内で位置を高めていき、
世界有数のファッションカメラマンに数えられるようになった。
 
2008年、フランス文化省から芸術文化勲章を受勲。
翌2009年にはNY市から「生きるランドマーク」の称号を授かる。
 
晩年の2010年には「ビル・カニンガム＆ニューヨーク」
というドキュメント映画が公開され、
日本を含めた全世界においてファッション業界以外の人々からも幅広く知られる有名人に。
 
死の直前まで現役ストリート写真家として活躍したのち、
2016年6月、87歳で死去。