マイルズカーン(Miles Cahn)/リリアンカーン(Lillian Cahn)

 
参考文献
https://japan.coach.com/feature/brand-story.html
 
 

 
 
マイルズは1920年代前半生まれ。
妻のリリアンも同世代。
 
まだ若かった1940年代前半にまだ結婚前のマイルズとリリアンは
ニューヨークのマンハッタンでレザービジネスをスタート。
1961年にはニューヨークの小さな財布製造業者を買収すると共に社名を変更し、
「COACH」ブランドを立ち上げる。
 
そして、リリアンの提案で野球グローブに使われる革を活用したハンドバッグの製造に着手。
 
翌1962年にはボニー・カシンをバンドバッグ分野のデザイナーに起用して
本格的にバッグをはじめとするレザー商品の製造/小売りビジネスをスタート。
 
初代デザイナーのボニー・カシン(女性)は1970年代半ばまでCOACHで働き、ブランドの業績に大きく貢献。
 
1985年にはSara Leeコーポレーションにブランドを売却。
 
夫妻のもとを離れたのち、リードクラッコフの手により、
2000年前後にCOACHブランドは世界的バッグブランドへと成長。
後継者のスチュワート・ビバースもCOACHブランドのさらなる発展に大きく貢献し、夫婦が立ち上げた中価格帯ブランドは
「アクセシブル・ラグジュアリー(手の届きやすい高級ブランド)」の代名詞となった。
 
 
ブランド売却後の晩年、
2人は20世紀に入っても長生きしていたが、
リリアンは2013年に89歳で死去。
夫のマイルズは2017年初頭にニューヨークの自宅にて95歳で死去。