ボブ・ゴア(Bob Gore/Robert W. Gore)

 
参考文献
https://www.gore.co.jp/about/the-gore-story
https://www.gore.com/about/the-gore-story
https://www.gore-tex.com/jp/articles/the-gore-tex-membrane
 
 


 

生年月日

1937年4月15日生まれ

没年

2020年

本名/フルネーム

Robert W.Gore

通称

Bob Gore

父親

Bill Gore

母親

Vieve(Genevieve) Gore

息子(判明している人物)

Scott Gore

功績

GORE-TEXの生みの親

 

生い立ち/学生時代

 
W. L. Gore & Associatesの創業者である
ゴア夫妻(ビル/ヴィーヴ)の息子として1937年4月に
ユタ州のソルトレイクシティにて誕生。
発明家気質のある父、ビルから大きな影響を受けて育つ。
また父親がアウトドア好きであったため幼少期から大自然に親しむ生活をおくってきた。
 
そんな父親は戦時中にニューヨークの軍需工場で働いたのち、
1950年代に入ると転勤先のデラウェア州ニューアークに広大な土地を買って手作りを家を建てる。
 
また大手化学メーカーのデュポン社で長く働いて順調なキャリアを形成していたが、
起業への夢を捨てきれず、1938年にデュポン社が開発した
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン/一般的なブランド名=テフロン)
という新たなポリマーに関するビジネスに乗り出す。
 
そして息子・ボブと共に様々な実験を繰り返す中、
ある時に大きな実験に成功。
 
その出来事に背中を押されてボブ(当時大学生)が成人を迎えた1958年、
父親のビルは1958年に妻と共に
W. L. Gore & Associatesを立ち上げる。
 
一方、息子のボブは地元・デラウェア大学を1959年に卒業し、
化学工学博士号を取得。
 
その後、息子のボブはすぐに家業に入る事なく
ミネソタ大学の大学院に進み、1963年までに化学工学の修士号/博士号を取得して大学院を修了。
 
そして学業を終えた1963年、
両親が1958年に会社を立ち上げたW. L. Gore & Associatesに入社。
 
 

1969年に大きな発明

 
その後、1969年、ある事がうまくイライラしていた中、
偶発的に、圧倒的な伸縮性を誇る
「ePTFE(GORE-TEXメンブレン)」を開発/発明する事に成功。
 
[注記:ePTFE]
延伸ポリテトラフルオロエチレ
 
翌1970年には発明したePTFEに関する特許を取得し、
1976年にGORE-TEXファブリックスの販売を開始。
(1974年には日本法人も設立)
 
その後、彼が発明した防水.透湿/防風素材・GORE-TEXファブリックスは
世界中のアウトドアから重用され、防水透湿素材の代名詞に。
(彼がアウトドア好きで、1人のユーザとして素材を使用して実権出来た事も好影響に)
 
素材の事にはうとい日本のアウトドアフリークの間でも
その名を知らない者はいないというほどの有名な素材となる。
 

晩年

 
1976年から2000年までW. L. Gore & AssociatesのCEOを務めたのち、
2010年代半ばまでは会長として会社を監修。
(約30年間TOPに君臨)
 
コロナ禍の2020年9月、83歳で死去すると
世界中のメデイアガこの功労者の死を報じた。
 
 
 
公式映像
 
息子であるスコット氏と会社の歴史を振り返る公式映像
Celebrating 50 Years of ePTFE (日本語)

 
 
ゴアストーリー ~あなたが知っておくべき科学者 ボブ・ゴア~

 
 


 
関連人物
ビル・ゴア
 
 
 
 
 
 

 

 
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