ジャン=ルイ・デュマ(Jean-Louis Dumas/ジャンルイデュマ・エルメス)

 
 
参考文献
https://www.hermes.com/us/en/birkin/
https://www.hermes.com/jp/ja/content/272477-six-generations-of-artisans/
 


 
 

生年月日

1938年2月2日

没年月日

2010年5月1日

エルメスのTOP在任時期

1978-2006

父親

ロベール・デュマ(エルメス家の女性と結婚した娘婿)

 
 

生い立ち/初期キャリア

 
 
エルメスの創業者であるティエリー・エルメスの子孫(孫の孫/5代目世代)として
第二次世界大戦勃発直前の時期(1938年)に誕生。
 
大人になってすぐ家業に加わる事はなく、
20代前半まではヨーロッパや北アフリカを放浪する生活を続ける。
 
そんな彼ながら20代半ばを迎えた1960年代半ばにエルメスに加入。
 
まずは製造部門でキャリアを積んたのち、1970年代に入ると取締役の一人に。
 
 
 

1978年にエルメスTOPに/バーキンの誕生

 
1978年に父親で4代目社長のロベール・デュマ(創業家の女性の婿)が死去すると、
40歳になる年で若くしてエルメスの5代目トップに。
 
1984年には女優のジェーン・バーキンとたまたま飛行機で隣同士になるが、
その際にバーキン氏から「自分が欲しいバッグがなかなか存在しない」と悩みを打ち明けられ
彼女のニーズにピッタリマッチするバッグをプレゼントさせてほしいと進言。
 
そしてデュマはバーキンのために自らバッグをデザインし、
このバッグはのちに"バーキン"として世界で大ヒットする事に。
(ちなみに、父親のロベール・デュマは、
バーキンと並ぶエルメスの定番「ケリー」を開発/デザインした人物)
 
 
 

晩年/72歳で死去

 
 
バーキンのヒットなどにより
エルメスのブランド価値をさらに高める事に大きく貢献したジャン=ルイはその後、2006年まで30年近くエルメス会長CEOとして活躍。
 
パトリック・トマ(Patrick Thomas)という創業家以外の人物に会長職を託し、
2006年に引退してから晩年はパーキンソン病に苦しんだと言われる。
 
2010年5月、パリの自宅にて72歳で死去。
 
 
なお、パトリック・トマが退任してからは、
ジャンルイの甥っ子にあたるアクセル・デュマが新たなエルメスのトップに就任。
会長職は創業家のもとに戻った。
 
 
 
 


 
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