視聴率と聴取率
視聴率
テレビ用語。
特定のテレビ番組が、どれくらいの人達に視聴されていたかを表す数値。
一定の期間だけでなく365日・朝から晩まで調査が行われている。
- 世帯視聴率・・・・・ランダムに選ばれた世帯の端末に装置をつけて機械で集計
- 個人視聴率・・・・・年齢・性別など詳しい数値がわかる。機械式集計と日記式集計がある
昭和・平成時代までは「視聴率」というと世帯視聴率を意味していたが、
ライフスタイルやテレビを巡る環境の変化により、個人視聴率を重視する向きも強まっている。
- エンタメ・・・・・紅白歌合戦など
- スポーツ・・・・・サッカーW杯の日本戦など
といった国民的番組は、50%以上の視聴率(世帯視聴率)を叩き出す場合もあり。
聴取率
ラジオ用語。
そして、テレビ視聴率のラジオ版のような存在で、
この数値によって、特定の番組がどれくらいの人に聴かれていたかがわかる。
(関東地方でいうと、2カ月に一度のペースでレイティングが行われる)
特にAM局においては聴取率調査週間(レイティング週間)に
"スペシャルウィーク"と題したイベントを開催し、
豪華ゲストを呼んだり、特別企画を開催するなどして高い聴取率を獲得する動きを見せてきた。
一方、TBSラジオは2018年末からスペシャルウィークの開催を廃止とする事を決め、聴取率調査週間にも、ほぼ普段通りの放送を行い、全国的に大きなニュースとなった。
[補足]
TBSラジオ社長のインタビュー記事によると、
radikoの登場でリスナーの細かい属性を広告主に提示できるようになり、
古くから存在する聴取率に頼る必要がなくなった事などが
スペシャルウィーク廃止のきっかけとなっているそうです。