レーザーディスクとDVD
レーザーディスク
laser disc
DVDが普及する前に様々なソフトが市販されていた、
CD(コンパクトディスク)を大きくしたようなビデオディスク。
カセットテープとCDの関係同様に、
VHSテープを何百回も視聴していると
不具合が生じてくる可能性があるのに対し、
こちらのレーザーディスクはCD同様にテープの擦り切れとは無縁なため、
一部の富裕層の間では、専門の再生機器を利用し、様々なソフトを楽しむ文化が定着していた。
特に人気があったのは、
有名アーティストの音楽ライブを収録したディスクなど。
(例えば、ユーミン・CHAGE&ASKAのライブ商品などが人気であった)
ただし、再生機器の普及率はVHSビデオ機器と比べて圧倒的に低く、
富裕層以外の間では高値の代物で、一般所得層の間ではあまり普及しなかった。
DVDの登場によって富裕層からも注目されなくなり、
一気に衰退していった。
DVD
- 専用の再生機器が必要
- 専門の再生機器は決して安くない
- ディスクがバカでかい(場所をとる)
といった理由でレーザーディスクがなかなか普及しない中、
2000年後からVHSビデオカセットに替わって普及したもの。
「digital versatile disc」の略で、
versatileとは「多用途」といったような意味合い。
1990年代末あたりから、
- 音楽ソフト
- 映画ソフト
は、VHS版とDVD版が両方発売されるケースが一気に増え、
DVD再生&録画プレーヤーが普及すると、
VHS版の発売をやめてDVD版だけを発売するケースも急増。
レーザーディスクと比べて圧倒的にディスクの半径が小さく、
大きさは12cmCDと同様。
DVDの種類
- DVD-ROM(再生専用/Read Only Memory)
- DVD-R(一度だけ記録可能/recordable)
- DVD-RW(データの上書き可能/Rewritable)・・・・DVD-Rよりも高価
- DVD-RAM(コンピューター用/Random Access Memory)