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ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)

 
参考文献
ブルックスブラザーズ公式サイト
SPARC Group公式サイト[https://www.sparcgroup.com/]
 
 
アメリカ最古のファッションブランドと言われる
ブルックス・ブラザースの事を知りたい人向けの歴史情報や
創業家の人々の人物情報など
 

  • 創業者
    • ヘンリー・サンズ・ブルックス(Henry Sands Brooks)
  • 創業年度
    • 1818年
  • 発祥地
    • アメリカ・ニューヨークのマンハッタン地区
  • 親会社(2021年時点)
    • スパーク・グループ(SPARC Group)
  • 主な功績/強み
    • 開拓国アメリカ最古のファッションブランド
    • アメリカ国内で初めて既製スーツを販売・普及させた
    • ボタンダウンシャツ(ポロカラー社ッ)の開発元
    • 歴代大統領のオフィシャル衣装的な存在に君臨し続けてきた

 
 
 


 

創業者の時代

 
創業者のヘンリー・サンズ・ブルックスは1770年代前半生まれ。
当時の日本は江戸時代中期。
 
1818年、45歳であったヘンリー氏はニューヨークにてブルックス社を立ち上げ、
最高品質の商品だけを取り扱う事を理念としてブルックス社を設立。
 
ブルックス・ブラザーズの源流となる小売りビジネスをスタート。
1820年代にビジネスを急成長させる。

そんな中、拡大したビジネスをサポートしてもらうため、
自分の子供達を家業に呼び寄せた。
 
 

2代目の時代

 
 
1833年にヘンリーが死去すると、
彼の長男であるヘンリー・ジュニアが経営を継ぐ。
 
しかし、その2代目社長も同年で亡くなり、
同じく創業者の息子である

  • ダニエル(Daniel/1809年から1881年)
  • ジョン(John/1813年から1899年)
  • エリシャ(Elisha/1815年から1876年)
  • エドワード(Edward/1821年から1875年)

の4兄弟が家業を継ぐ事となった。

1849年にはアメリカ国内の企業の中ではじめて既製スーツを販売。
1850年には会社を継いだ創業者の息子達が
会社名をブルックス社からブルックスブラザーズ社へと改めた。
 
1865年アメリカのリンカーン大統領が就任式にて
ブルックス・ブラザーズのコートを着用。
 
 
 

3代目の時代(ボタンダウンシャツを開発)

 
3代目にあたるヘンリー(創業者)の孫、ジョン・E・ブルックスは
イギリスにて同国の伝統スポーツであるポロという競技を見ている時、
選手のユニフォームの襟元がボタンで留められている事に気づいてから帰国し、、
のちにブルックスブラザーズの定番商品である
「ボタンダウンシャツ(ポロカラーシャツ)」
という商品を開発。
 
1898年にはのちにアメリカ大統領となる
ルーズベルト(当時は海軍次官)から軍服の受注を受けるなど、
19世紀のうちにアメリカという国のオフィシャルな存在にまで成長した。
 
 
 

1900年代前半(第二次大戦まで)

 
20世紀に入り、画期的な三ボタンスーツ「No.1」を開発し、
そのブルックブラザーズのスーツは
アメリカの男性ビジネスマンの間で定番商品となる。
同時に斜め縞模様のレッドタイやシルクタイも普及させた。
 
 
1910年代半ばには第一次世界大戦の最中、
アメリカ軍の向けの軍服や備品を大量生産。
 
日本がまだ大正時代であった1918年には
誠実な経営姿勢・4世代に渡る同族経営を貫いた上で100周年を迎え、
まだアメリカ国内に有名なファッションブランドがあまり存在しない中、
1910年代の時点で「創業100年の老舗ブランド」と称号を手に入れる。
 
1935年にはシアサッカー生地のスーツを販売し、大ヒットを記録。
 
 
 

1945年に世界大戦以降(20世紀後半)

 
1945年に第二次世界大戦が終結したのち、
1946年にはニューヨークエリアに注文服の製造工場や
メンズシャツの製造工場を新規設置。
 
また、創業から130年が経過した1940年代の終盤には
女性向けのボタンダウンシャツ開発・販売を開始し、
レディース製品の世界にも進出。
 
第二次世界大戦後にアメリカにおける地位がますます高まる中、
1950年代以降はセレブの愛用者がますます増え、
ブルックスブラザーズの上品で気品あるイメージはますます高まっていった。
 
 
そんな中、1979年にはアメリカ以外の世界初進出国として日本が選ばれ、
アメリカ本社と日本のダイドーリミテッドの共同出資で
「ブルックス・ブラザーズ・ジャパン」という日本法人を設立し、
東京都心の青山に日本旗艦店がオープン。
日本店舗はオープン当初から大繁盛し、瞬く間に日本の男性層の間でも大人気のブランドとなる。
 
 

21世紀に入って他社に買収されてからのブルックスブラザーズ

 
21世紀に入ってすぐの2001年、イタリア人ビジネスマンの
クラウディオ・デル・ヴェッキオ(Claudio Del Vecchio)氏によって
ブルックスブラザーズは買収され、
会社の会長/CEOには買収したクラウディオ氏が就任。
 
クラウディオ指揮のもとで様々な改革が行われ、
2007年には社外より世界的なアメリカ人デザイナー、
トム・ブラウン(Thom Browne)をデザイナーとして招く。
そして、
「ブラックフリースbyブルックス ブラザーズ(BLACK FLEECE)」
というコレクションラインが誕生。
 
2014年にはメインとは系統が異なる
若い男女向けカジュアルライン
「ブルックスブラザーズ・レッド・フリース(Red Fleece)」
がリリースされ、客層を広げる事にも成功。
 
その2014年にはレディース強化のため、
トム・ブラウン同様にアメリカのトップデザイナーである
ザック・ポーゼン(Zac Posen)をレディース分野のデザイナーに招聘。
 
 
2015年、トム・ブラウンによる
「ブラックフリースbyブルックス ブラザーズ(BLACK FLEECE)」ライン終了。
 
 

2020年にコロナの影響で経営破綻/新デザイナーを迎えて再出発

 
 
 
1818年の創業以来、スーツをメインアイテムとしてきたブルックブラザーズ。
 
しかし、自分達が「Red Fleece」というカジュアルラインをスタートさせるなど、
オフィスファッションの多様化でスーツを着る人が減っていくという逆風が吹く中、
2010年代後半に入ると経営不振に。
 
そんな中で2020年に入って新型コロナウイルスのパンデミックが起こった事で
さらなる大打撃を受け、同年7月に経営破綻。
日本国内の店舗も次々に閉鎖へと追い込まれた。
 
しかし、この老舗ブランドは解散に追い込まれるような事はなく
アウトドアブランドのエディーバウアーや
ファストファッションの「Forever21」などを傘下に収める
スパーク・グループ(SPARC Group)
という企業に時価300億円に買収され、危機を乗り越える。
 
再出発をした中で2020年末には長くレディース分野の躍進を支えてきた
ザック・ポーゼン氏がブランドから離脱し、
後継者として大手百貨店での勤務経験があるトップデザイナー、
マイケル・バスティアン(Michael Bastian)
新たなクリエイティブ・ディレクターに就任。
 
 
 
 

歴代の主な顧客

 

  • 大半の歴代アメリカ大統領・・・・・エイブラハム・リンカーン、ジョンF.ケネディ、バラク・オバマなど
  • グレース・ケリー
  • アンディウォーホル
  • マイルズデイビス
  • キャサリン・ヘプバーン
  • マドンナ
  • レディ・ガガ