トヨタ自動車の歴代社長一覧

1884年生まれ。佐吉と番目の妻・浅子との間に生まれた女性・愛子の夫。彼からみて喜一郎は義理の兄にあたるが、年齢的には利三郎の方が10歳年上。婿入りで豊田家に入り、豊田紡織の幹部として働いたのち、トヨタ自動車の前身である株式会社豊田自動織機製作所の初代社長に。1937年に同社の自動車が発展してトヨタ自動車工業が設立されると初代社長に就任。

1894年生まれ。佐吉と初婚相手・たみとの間に誕生。1920年代初頭に、父が設立した豊田紡織のスタッフとしてキャリアをスタート。そして父と共に自動織機の開発に従事。1926年に豊田自動織機製造所が設立されると常務取締役に就任。1930年に父が死んだのち1933年に社内で「自動車部」を立ち上げ、自動車事業に就任。そこから独立してトヨタ自動車工業が設立されると初代副社長に。1941年からは9年間、社長を務めた。

1888年生まれで、年齢的には利三郎と喜一郎の間に位置。1950年に労使問題で喜一郎が社長を辞任すると、トヨタ自動車の源流である豊田自動織機製造所の社長業と兼任する形で、トヨタ自動車工業の3代目社長に就任。その後、2代目会長としても活動。1979年死去

1899年生まれ。もともとは帝国銀行(のちの三井住友銀行)大阪事務局の人物。1950年に社長交代が起こると、トヨタ自動車工業専務に。社長在任中の1963年には藍綬褒章を受章。1967年10月、社長在任中のまま心筋梗塞で急逝。

佐吉の弟・平吉の次男。喜一郎からみると従兄弟にあたる。1913年生まれ。1937年の会社設立当時から在籍。1967年に現役社長が心筋梗塞で急逝するという緊急事態が起こると、副社長から昇進する形でトヨタ自動車の5代目社長に就任し、15年間活躍。社長退任後は5代目会長として活動。長生きしたのち2013年に100歳で死去。

1925年生まれ。豊田喜一郎の長男。キャリアをスタートしたのはトヨタ自工。1956年にトヨタ自販社長就任。1982年に自工/自販が対等合併して「トヨタ自動車株式会社」が誕生すると、叔父の英二からバチンタッチされる形で新会社の社長に就任。「トヨタ自動車」の社長としては初代。10年間社長を務めたのち会長移行

1929年生まれで喜一郎の次男。1992年秋に兄の章一郎から受け継ぐ形で7代目社長就任。しかし、約2年半後の1995年初頭に健康問題が発生。病状が回復しないまま1995年に社長退任。2017年に88歳で死去

1932年生まれ。一橋大学を経てトヨタ自動車販売(のちのトヨタ自動車)に入社。常務・専務・副社長を経て1995年夏、病を患う創業家の達郎氏の後継者として社長就任。1999年会長移行。日本経団連会長の会長としても活躍

1937年生まれ。1999年春に9代目社長へ就任し、6年間務める

1942年生まれ。慶応大学を経てトヨタ自動車工業入り。常務・専務・副社長を経て2005年に社長就任

1956年生まれ。章一郎の息子で、喜一郎の孫にあたる人物。1984年にトヨタ自動車入社。常務・専務を経て2005年に副社長就任。2009年に創業家の人物としては久しぶりにトヨタの社長となる。そこから14年に渡り、名物社長として活躍。2023年に会長移行

1969年生まれ。早稲田大学を経て1992年にトヨタ自動車入り。レクサス事業の重要スタッフとして活躍したのち、2017年に常務理事就任。ある時、レーサーとしても活動する章男氏からタイのサーキットにて直接オファーされ、2023年春、53歳で新社長就任