伊勢丹の歴代経営者/社長データ

 
参考文献
伊勢丹のあゆみ
https://www.imhds.co.jp/ja/business/history/history_isetan.html
その他、三越伊勢丹HDサイト内の公開データ
 
 


 

伊勢丹時代の経営者

 
 
[注記]
三越と経営統合して三越伊勢丹HDが発足したのは2008年の事。
 
 

初代小菅丹治(第0代社長)

江戸時代末期の1859年生まれ。出生名は不明。少年時代の呉服店奉公を経験したのち、明治14年に東京の小菅家養子に。明治19年(1886年)、東京神田で「伊勢屋丹治呉服店」を創業。1916年死去。株式会社発足は死後の事であり、呉服事業の創業者にはあたるが、百貨店事業の創始者ではなく、会社組織の初代社長ではない。

2代目丹治(会社組織の初代社長)

1882年生まれ。小田原の農家・高橋家出身で出生名は高橋儀平。地元の呉服店で商才を発揮したのち、東京で呉服店を営む初代丹治の娘と結婚し、婿入り(婿養子)。1916年、義父が亡くなった年に2代目小菅丹治を襲名。1924年には呉服商を百貨店に転換させたつまり、百貨店・伊勢丹の基礎を作った人物。1930年に「株式会社伊勢丹」が発足すると、その会社の初代社長に就任。1950年代に70歳を迎えてからも現役バリバリで活躍。1960年に会長へ移行したのち1961年死去

3代目丹治

1960年から1984年まで伊勢丹社長の座に君臨

小菅国安

1984年から1993年までの社長。この代で創業者経営が終焉

小柴和正

1931年生まれ。千葉県出身。1993年、創業家以外の人物として初めて伊勢丹のトップに就任。2001年には会長に移行し、三越との経営統合話に関わる。2019年に88歳で死去。

武藤信一

1945年7月20日生まれ。1968年春に伊勢丹入社。MD部長・常務・専務を経て2001年春に伊勢丹代表取締役社長就任。2000年田後半には小柴氏と共に経営統合話をまとめ上げ、2008年持ち株会社の「会長」就任。2009年春、伊勢丹社長退任(持ち株会社会長は継続)。会長職在任のまま、2010年の正月に若くして死去。

大西洋

1955年6月13日生まれ。1979年春に伊勢丹入社。立川店の店長や常務を経て2009年春に株式会社伊勢丹の社長就任し、伊勢丹側のトップに。翌2010年には持ち株会社「三越伊勢丹」HDともともとはライバルだった三越の取締役に就任。2012年には持ち株会社・三越伊勢丹HDの社長就任。2017年退任

 
2011年4月、中核の事業会社「株式会社三越伊勢丹」発足。
2011年以降は、この新会社が三越・伊勢丹の各店舗を統括。
 
 
 

持ち株会社社長(三越伊勢丹HD/2008年発足)

 
2008年4月発足。
そして伊勢丹側のトップは「会長」、三越側のトップは「社長」に就任
 
 

2008-2011:石塚邦雄(三越側)

1949年生まれ。1972年に三越入社。常務を経て2005年に三越社長に就任。2000年代後半、三越側のトップとして経営統合話を成立させる。そして2008年春に持ち株会社、三越伊勢丹HDの社長就任

2012-2017:大西洋(伊勢丹側)

プロフィールは前述通り。三越側の石塚氏の後継者として、持ち株会社の新たな社長就任

2017-2021:杉江俊彦(伊勢丹側)

1961年2月生まれ。1983年に伊勢丹入り。持ち株会社の常務・専務を経て2017年に持ち株会社社長就任。2021年会長移行。

2021年から:細谷敏幸(もともと伊勢丹側)

1964年生まれ。1987年に伊勢丹入社。2015年に三越伊勢丹HD執行役員就任。2021年春、同社の社長CEO就任

 
 
 
経営統合後は旧伊勢丹出身者の社長就任確率が高い。