セブン&I HD(旧イトーヨーカ堂)の歴代社長/会長

 
 
参考文献
https://www.itoyokado.co.jp/special/100th_anniversary/history/index.html
https://www.7andi.com/company/history.html
Q&A 持株会社の設立について教えてください
https://www.7andi.com/faq/1.html
https://www.7andi.com/company/news/release/202202031800.html
 


 
 

セブン&アイ ホールディングス設立の経緯

 
あとからグループに加わった百貨店のそごうなどを除いて考えると、
大正時代の1920年に開業した「羊華堂」という洋品店が起源。
 
この洋品店・羊華堂が戦後、伊藤雅俊氏により、
食品や生活用品なども扱う総合スーパー(GMS)へと発展。
 
また1970年代には右腕の鈴木敏文氏が主導権を握り、
コンビニチェーン、セブンイレブンもスタート。
 
1980年代から1990年代にかけては事業を多角化させる。
 
そして2005年9月、グループ内の

  • (株)セブン‐イレブン・ジャパン
  • (株)イトーヨーカ堂
  • (株)デニーズジャパン

という3社の統合によって純粋持ち株会社としてスタートを切ったのが
セブン&i ホールディングスという会社。
 
立ち上げ後、百貨店系のミレニアムリテイリング(西武/そごう)
等を傘下に収め、さらに事業領域を拡大。
 
 
 

セブン&アイ歴代会長

 
 

2005/09-2016春:鈴木敏文

1932年生まれ。出版業界を経て1963年にイトーヨーカドー入り。1970年代からセブンイレブン事業を指揮してコンビニ業界の発展に大きく寄与。1978年からはセブンイレブン社長。1992年にグループの創業者が退任すると、イトーヨーカ堂社長に。2003年、ヨーカ堂/セブン両方で社長から会長へと移行。2005年9月にセブン&iが発足すると、初代会長に。

2016春以降

2016年に鈴木氏が退任して以降は会長職不在

 
 
[名誉会長]
グループ創始者の伊藤雅俊氏は、持ち株会社発足から2023年死去まで、長くセブンアンドアイの名誉会長として活動。晩年も人事などに関わり、長く良い関係を続けてきた鈴木氏退任のキーパーソンになったと言われる。
 
 
 

セブン&アイ歴代社長

 

2005/09-2016春:村田紀敏

鈴木氏より約10歳年下。1971年にイトーヨーカ堂入り。同社にて取締役・常務・専務を務める。2005年秋にセブン&アイHDが発足すると社長/COOという役職に。(実質的には鈴木氏に続くナンバー2)。2016年春、鈴木氏とともに退任。

2016年春から:井阪隆一

1957年生まれ。1980年、鈴木氏がトップを務めるセブイレブンジャパン入社。同社にて執行役員・常務を経験したのち2009年に社長就任。鈴木氏の晩年には長くうまくやってきた鈴木氏との関係が悪化。2016年5月、持ち株会社であるセブン&アイHD社長就任

 
 
 

[グループの元祖] イトーヨーカ堂トップ(セブン&アイ発足まで)

 
*1948年から約10年間存在していた合資会社羊華堂の社長情報は不明
 

1956年から1992年:伊東雅俊

羊華堂を引き継ぎ、社長として洋品店から日本を代表するGMS(総合スーパーチェーン)へと成長させる。1992年に退任してからは表舞台から姿を消した。以降、経営を陰から見守ってきたものの2023年に98歳で死去

1992-2003:鈴木敏文

伊東氏から社長業を引き継ぐ。2003年春、会長移行

2003年から:井阪栄

1942年生まれ。中央大学出身。1966年イトーヨーカ堂入社。取締役・常務・・専務を経て2003年、会長移行の鈴木氏に変り、専務からの昇格で社長に昇進。2010年に67歳で死去

 
[その後]

  • 2023年時点での社長は山本哲也氏。2022年、常務からの昇進で社長に
  • 2017年から2022年の社長は三枝富博氏。山本氏にバトンタッチしてからは代表権を持たない会長に
  • 三枝氏の1つ前の社長は亀井淳氏