東レの歴代社長一覧

 
 
参考文献
東レ公式サイト内の公式テキスト年表/沿革
https://www.toray.co.jp/aboutus/history/90years.html
https://www.toray.co.jp/aboutus/history/
https://www.toray.co.jp/aboutus/history/pdf/90years_11.pdf
 


 
 

歴代社長(初期に関しては会長)

 
基本的に敬称略
 
 

「社長」職がなかった時代(会長がトップ)

 
公式社史において
この時期の東レでは社長は定款に定めなく、会長が最高経営責任者であった」という記述があり、「社長」という役職は存在しなかった模様
 
 

初代会長:安川雄之助

1926年、初代会長に就任。旧三井物産(現在の三井物産とは別企業)常務であった人物。1936年12月初代会長が退任し、のちに2代目会長となる辛島専務が経営を引き継ぐ(1936年末からは1年間にわたって会長不在)

辛島淺彦(2代目会長)

1936末から「専務」という役職のまま実質的にトップとして活動したのち、1937年12月、専務取締役から会長に昇進。1942年10月、会長職を退任。公式社史によると、もともとは1927年に滋賀工場に工場長として赴任

伊藤與三郎(会長)

1942年10月、辛島淺彦氏の後継者として、取締役から会長に昇進

 
 

1944年以降の社長

 
基本的に敬称略。
2002年から2004年の時期は複雑で、「前田/榊原」両氏の2TOPが2年続いた。
 

伊藤與三郎

1944年5月、「会長」の伊藤與三郎氏、「社長」に就任

田代茂樹(1945-1947) 会長=1950-1970

1945年11月、田代茂樹氏が常務取締役から社長に昇格。2年後の1947年、GHQの財閥解体指令に関連した「公職追放」の対象となり社長退任(翌1948年に追放解除)。1947年6月末に田代氏が退社してからは常務取締役だった袖山喜久雄氏が実質的なトップに。一旦会社をおわれた田代氏は1948年の解除後に東レへ復帰し、1950年3月には会長となった。そこから「会長」を20年務めたのち、1970年11月に「取締役名誉会長」へと移行

袖山喜久雄(1948-1960)

常務取締役という役職の野の実質的なトップとして1年間活動したのち、1948年7月、社長に就任。社史によると創業の1926年に大学卒業の新卒で入社してきた男性。1960年1月、社長在任中に死去。

森廣三郎(1960-1966)

1960年3月、1月に亡くなった袖山喜久雄氏の後継者として新社長に就任。1966年11月に退任

廣田精一郎(1966-1971)

1966年1月、森廣三郎の後継者として、副社長から社長へと昇進。5年後の1971年11月退任

藤吉次英(1971-1980) 会長=1980-1985

1971年11月、副社長から社長へ昇進。9年間、社長として活動したのち1980年に会長へと移行。1985年会長のまま死去

井川正雄(1980/06から半年)

1980年6月、副社長から昇進。しかし社史によると、病に倒れた事により僅か約半年で社長から退任

伊藤昌壽(1981-1987) 1987年会長就任

病に倒れた前社長の後継者として1981年1月、副社長から社長に昇進。約6年社長を務めたのち、1987年春に会長へと移行

前田勝之助(1987-1997社長CEO) 1997年会長就任

会長へと移行する伊藤昌壽氏の後継者として、常務取締役から社長CEOに昇進(この時期からCEOという単語が追加される)。10年間社長職を務めたのち、会長へと移行。会長を務めていた1999年には日本繊維産業連盟の会長にも就任。2002年春から2年間だけ一旦現場復帰。名誉会長を経て2013年春に82歳で死去

平井克彦(1997-2002年6月社長CEO)

会長に移行する前田勝之助氏の後継者として、専務取締役から社長CEOへ昇進。前田勝之助氏がCEOに復帰した2002年4月から2カ月が経過した同年6月、副社長に降格。

△前田勝之助[会長兼CEO] 2002/04-2004/06

2002年4月、会長から「CEO(会長兼CEO)」という役職に復帰。いったん現場に戻ったのち、2004年に名誉会長に移行して再び現場を離れる。

榊原定征(2002/06年社長COO/2004年からはCEO兼任) 2010年会長CEO移行

よみかたは「さだゆき」。社長CEOの平井克彦氏が副社長に降格すると共に、それまで副社長だった榊原氏が「社長COO」というポジションに就任。2002-2004年の「CEO」は前田勝之助氏。2004年に前田氏が名誉会長へ移行してからはCOOに加えてCEOも兼ねるようになった。2006年にはユニクロとの協力関係をスタートさせ、FR社躍進のきっかけを作った。在任中の2007年5月には経団連副会長に就任。2010年6月、「会長CEO」へと移行。2014年には経団連会長に。

日覚昭廣(2010年6月から社長COO/2011年からCEO兼任) 2023年春退任/会長移行

読み方は「にっかくあきひろ」。前任の榊原氏が「CEO」という役職を維持したまま会長へと移行したのち、2010年6月に「社長」「COO」という役職を受け継ぐ。2011年6月からはCEOも兼任。2010年代にはユニクロ(FR)との極力な提携関係を維持し、ヒートテックの売上を支えた。2023年春、社長から「"代表権をもつ"会長」に移行

大矢光雄(2023年6月から)

2023年春、代表取締役副社長から、代表取締役社長へと昇格

 
このページを作成しているのは2023年7月末です。
 
 
 
 

その他データ(会長など)

 

  • 1971年11月、副社長の安居喜造が社長職を飛ばして会長に就任(もう一人の副市長が社長となった)
  • 2007年、副社長だった下村彬一(あきかず)氏が社長職を飛び越えて会長就任(2006年に前田勝之助氏が名誉会長に移行してから約1年間は会長職が空席だった)

 
 
 
 
 


 
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