大西豊(Yutaka Onishi)

 
参考文献
株式会社MERY公式プレスリリース文
 

  • 生年月日
    • 1957年1月6日生まれ
  • 出身校/学歴
    • 埼玉大学
  • 功績
    • CanCamを巧みな戦略で80万部雑誌へと育てた

 
顔写真

 
 

初期キャリア/CanCam時代

 
1957年生まれ。
 
埼玉大学の教養学部を経て、1981年に大手出版社の小学館入り。
 
芸能系の「女性セブン」、
赤文字系ファッション雑誌「CanCam」の編集部などで経験を積んだのち、
10代向けファッション誌「プチセブン」の編集長を経験。
 
古巣のその後、古巣のキャンキャン編集部に復帰。
 
 
2001年にはCanCamの編集長に就任した。
 
そして、まず山田優を看板モデルに据え、彼女をトップモデルに育て上げた。
 
また2000年代初めに小さな扱いで誌面に登場しはじめた
蛯原友里に関して「誌面でもっと使ってほしい」という読者の声が
続々寄せられる中、彼女の高い将来性に期待した大西氏は
彼女を「エビちゃん」という愛称で売り出す。
 
またポップティーン出身の押切もえも売り出し、
山田優に続いて蛯原友里と押切もえもトップモデルに育て上げた。
 
山田優の人気に加えて、1979年生まれの2人の人気が
急上昇していった事でキャンキャンの部数は右肩上がり状態に。
 
2005年・2006年頃は日本中に「エビもえブーム」が吹き荒れたほか、
西山茉希なども誌面で沢山たくさん使って新たなファンを獲得。
 
また2005年にスタートした東京ガールズコレクションの存在において
キャンキャンのトップモデル達が大活躍した事も
雑誌の部数向上に大きく貢献。
(この頃にViVI・JJ・Rayといった競合誌からCanCamに乗り換えた若い女性も多いと言われる)
 
その他、当時一世を風靡していたテレビ番組の人気キャラクター
「ゴリエ」(ガレッジセールのゴリ)を専属モデルに据えるなどの施策も次々に当たり、
大西氏の手腕と時代の追い風により、
キャンキャンの発行部数は一時80万部にまで伸びた。
 
一方、上の世代向けの「お姉さん系CanCam」という媒体のテストもスタート。
 
 

2007年に「AneCan」創刊

 
18歳から25歳をターゲットとしたCanCamにおいて
読者の平均が少しずつ上がっていくほか
1979年生まれの2人が20代後半を迎えた中、
その受け皿として2007年3月にアラサー世代を対象とする
「姉キャン(AneCan)」
を新規創刊し、こちらの創刊編集長に就任。
(2008年途中まではCanCan編集長も兼任)
 
キャンキャンから同時期に移動してきた押切もえを
メインキャラクターとした新雑誌を、たちまち大ヒットさせて評価をさらに上げる。
 
 

2009年以降(デジタル系の仕事に従事)

 
 
雑誌編集長という中間職を経て、2009年には小学館においてデジタル事業担当の取締役に就任。
髪の雑誌が衰退していく中、この頃からは小学館のデジタル戦略に大きくかかわりはじめる。
 
小学館の取締役を務めながら、
還暦を迎えた2017年夏にはキュレーションメディア「MERY」を運営する新会社
「株式会社MERY」の取締役副社長に就任。
 
1年後の2018年6月には前任者に替わり、メリー社の代表取締役社長に就任。
 
 
 
 


 
関連人物

  • 篠原恒木・・・・・同じ時期にJJ編集長として活躍

 
 
 
 
 
 

 

 
 
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