GUCCI

 

GUCCIの歴史

 
 
創業年度=
1921年
 
創業者=
グッチオ・グッチ
 
所属コングロマリット=
Kering Group
 
 


 
 
[創業者の健在時代]
 
1921年にグッチオ・グッチ(1881年生まれ)というイタリア人男性が、
ミラノの約300km南東に位置するフィレンツェで創業したブランド。
もともとは高級馬具や革製品などを扱っていた。
(衣料品分野からスタートしたわけではない)
 
以降、創業者の考え方や品質の良さが国内外の人々から受け入れられ、
第2次大戦の時期までに現地において確かに人気を獲得する。
 
第2次大戦後は「ローマの休日」に代表されるように
イタリア映画が世界中で人気を博す中、
映画作品に対して商品を提供した事などにより、国際的な人気を獲得。
 
しかし、高い人間性の持ち主と言われる創業者のグッチオは、1953年に亡くなる。
 
 


 
 
[1950年代半ばから1980年代(同族経営の行き詰まり)]
 
1953年に創業者が亡くなると、グッチブランドの経営は
創業者の息子たちに託されるようになった。
 
 
そして、1960年代には世界中のセレブにますます愛用されて
ブランド価値はますます高まったほか、
1966年にモナコ公国のレーニエ&グレース・ケリー王妃が
グッチのミラノ店を訪れた事をきっかけとして、
創業者の4男であるロドルフォ・グッチが外部のイラストレーターに発注し、
グレース・ケリーへの贈り物として定番の「フローラ」というプリント柄が誕生。
 
息子たちの経営は当初うまくいっていったものの
ビジネスが拡大する中で創業者の次男であるアルドとその息子の関係悪化など
家族間でのいざこざが次々に起き、1980年代に入るとブランドイメージが著しく低迷。
 
1980年代にはマウリツィオ・グッチ(ルドルフォの息子)が社長に就任。
しかし、経営はうまくいかず。
 
そんな中、外部からイタリア人のドメニコ・デ・ソーレというキーパーソンを外部からスタッフとして招く事になるが、これがのちのち大きな転機となる。
 
 


 
 
[ドメニコ&トムによって復活(1990年代中路から2000年前半)]
 
1990年代に入ると、ようやく既製服事業の本格化に伴い、
プラダに続いてミラノコレクションに進出。
 
1990年にGUCCI入りしてからプレタポルテ(既製服)の
デザインチームの一人として働いていたTom Ford(アメリカ人)が、
会社代表に昇格したばかりのドメニコ・デ・ソーレの任命で
1994年にヘッドデザイナー(クリエイティブ・ディレクター)に就任すると、
一時期の不振から一転して快進撃がはじまり、
経営を指揮するドメニコ・デソーレとクリエーションを指揮するトムのタッグにより、世界の高級服飾ビジネス事業におけるポジションはどんどん高まっていった。
 
ちなみに、創業の孫で1990年前後にはグッチの社長を務めていた
3代目のマウリツィオ・グッチは、1995年にマフィアによって殺害された。
(殺したのはマフィアながら、殺害を指示したのは、もともと財産目当てで結婚したとされる彼の前妻であった事も発覚)
 
 
 
 


 
[2人のカリスマの離脱後]
 
2004年代に入ってドメニコ&トムが離脱した後は、

  • フリーダ・ジャンニーニ
  • アレッサンドロ・ミケーレ

そして、2009年にCEOとなった

  • パトリツィオ・ディマルコ

といった優秀なイタリア人クリエイター/ビジネスマンによってブランド価値をさらに高めてきた。
 
2021年には創業100周年を迎える。
 
 
 
 


 
 
【歴代のクリエイティブ・ディレクター】

  • トム・フォード(1994-2004)
  • フリーダ・ジャンニーニ(2005-2015)
  • アレッサンドロ・ミケーレ(2015年から)

 
 
【対象性別】

  • 男性
  • 女性

 
 
【参加コレクション】

  • ミラノコレクション(男女混合形式)・・・・もともとはミラノメンズコレクションにも参加していたが、2018年頃に撤退し、レディース分野で男女コレクションを同時発表する形になった
  • △パリコレクション・・・・・理由紙不明ながら2019年春夏シーズンのショーはパリで開催

 
 
【作風(アレッサンドロ・ミケーレ作品に関して)】

  • 衣料品はカラフル
  • 若い世代をターゲットにしたような作品が多い

 
 
 


 
 
 

GUCCIの商品価格帯(直営通販)

 
 
2020年時点の日本円表示の価格参考。
 
 
【皮革系商品/非アパレル】

  • 大型バッグ=主に20万円台
  • ミニバッグ=主に10万円台
  • バックパック(リュック系)=主に10万円台
  • 長財布⁼主に8万円から10万円
  • 折り財布(小型)=5万円前後
  • スマートフォンケース=主に3万円台
  • キーケース=3万円前後
  • サングラス=主に5万円から8万円
  • 靴類=主に10万円台

 
 
【アパレル商品】

  • ドレス/ワンピース=主に15万円から40万円
  • トップス=主に10万円台
  • ボトムス=主に10万円台
  • アウター=主に20万円台から50万円台

 
 
 
【エントリ―プライス商品】

  • キーケースやスマホケースは安価

 
 
ミラノ最高ランクのブランドだけに価格帯はかなり高額。
 
 
 


 
 

GUCCIの顧客年齢層/ターゲットとは?

 
 
 
インスタで「#グッチ」を検索
https://www.instagram.com/explore/tags/#グッチ/
 
衣料とは違って洗濯不要で一度買ったら長く使える

  • 財布
  • バッグ

といった比較商品や小物は、古くから若年層からシニア層まで
幅広い世代に愛されてきた事で知られる。
 
一方、衣料分野の商品は超高額で若者にはなかなか手が出しづらい価格設定ながらアレッサンドロ・ミケーレ体制になってからは、20代・30代あたりの世代の富裕層をターゲットにしたような作品が目立つ。
 
 
 
 
【ミラノコレクションのショーに招待されているセレブの年齢層】
https://nowfashion.com/collections?utf8=%E2%9C%93&set=&designer=gucci
上記海外サイトなどで招かれているゲストの年齢層を分析してみましたが、
特定の世代を集中的に招いているようなブランドとは違い、
20代から60代くらいまで、幅広い世代のゲストをまんべんなく招いている傾向にある事が分かりました。
やはり、老若男女を対象としていて特に細かいターゲット設定はないようです。
 
ちなみに、日本からのゲストとしては、

  • 夏木マリさん(1952年生まれ)
  • 双子モデルのAMIAYAさん(1988年生まれ)
  • 武井咲さん(1993年生まれ)

あたりが会場ゲストとして招かれた事がある事が確認できました。
 
 
 
 

同じ系統のブランド/競合

 
 

  • PRADA・・・・・同じ20世紀初頭に創業した最大のライバル
  • FENDI
  • HERMES
  • Louis Vuitton
  • BURBERRY

 
 
 

 
 
業界人必読(無料サンプル号あり)


Fujisan.co.jp:WWD JAPAN

 
 
 
[ミラノ/イタリア系(衣料/宝飾等)]
■詳しい歴史/特徴/デザイナー経歴
■ブランド名の由来
■商品価格帯情報
■ターゲット年齢層分析
■愛用芸能人情報
■似ているブランド
など
 
 
ミラノ系ブランドのグレード

1(最高ランク)

PRADA、GUCCI、アルマーニ、Versace、FENDI、フェラガモ

2

ドルチェ&ガッバーナ、MAX MARA、ボッテガヴェネタ、JIL SANDER、エミリオプッチ、MISSONI

3

MOSCHINO、Dsquared2、A.フェレッティ、ブルーマリン、MARNI、ETROなど

価格・伝統・ステータス・SNSフォロワー数などから独自推察したグレード
 
 
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ブランド名

それぞれ、どんなブランドか?

Alberta Ferretti

色彩豊か/フリルをあしらった作品などフェミニンで幻想的な作品が多い

ANTEPRIMA

大人の女性層に人気の日本ブランド/衣料の他ワイヤーバッグも人気

Antonio Marras

豊かな色彩と装飾性の高さが特徴/芸術的でロマンティックかつノスタルジックな雰囲気漂う作品作りを行う/値段は高め

Arthur Arbesser

若い女性受けするポップでカラフルな柄物作品が中心

ATSUSHI NAKASHIMA

今のところ低価格/上品でエレガントな作品が中心/アラサー世代の間で人気

A-COLD-WALL

ロンドン発祥のハイストリート系ブランド/黒服が多い/若手のデザイナーはOff-white出身

Bottega Veneta

バッグや財布が大人の女性層に人気の高級ブランド

Brioni

スーツ系では世界最高ランクの一つである超高級ブランド

BROGNANO

フェミニンかつロマンティックな作風を特徴とする若い女性向けブランド/新人のため今のところ低価格

Brumarine

ロマンティック&フェミニンをコンセプトとするレディースブランド。この分野では世界最高ランクの存在の一つ

Brunello Cucinelli

カシミア商品を中心とする「超」高級ブランド/価格帯はイタリア系最高ランク

CALCATERRA

エレガンス系/大人世代に人気/ワイドでボリューミーなシルエットの作品が多い

Chiara Boni La Petie Robe

着心地が良くて安価なストレッチジャージ素材ドレスが、幅広い世代のセレブの間で人気

Children of the discordance

パッチワーク(つぎはぎ)系の作品が中心のリメイク系日本ブランド

Corneliani

エレガントな作風の中価格帯スーツ系ブランド

David Catalan

カラフルで蛍光色に近い作品も多いハイストリート系ブランド/低価格

DOLCE&GABBANA

派手系の高級ブランド/「香水」という曲の影響で人気沸騰

DROMe

シンプルながらも都会的な雰囲気漂う作品を展開するレディースブランド/レザーウェア中心

Dsquared2

D&Gと並ぶ、派手系の高級ブランド

DUVETICA

高級ダウンアウター専門系ブランド

Eleventy

落ち着いた色合いのシンプルな作品を展開する高級カジュアルブランド

Elisabetta Franchi

価格帯の安さ等を武器に日本の若い女性の間でも人気急上昇中の世界的ドレスブランド/淡いピンク系の生地が中心

Emilio Pucci

独特な雰囲気があるカラフルな柄の商品が世界中で人気

Ermanno Scervino

"スポーツクチュール"がコンセプト。シンプルながらも時間をかけて作り込まれているため価格帯は超高額

Ermenegildo Zegna

アルマーニと並ぶイタリア最高峰のフォーマル系ブランド

ETRO

生地メーカー発祥で生地をフィーチャーした作風。ペイズリー柄の作品や、カラフルなパッチワーク作品を得意とする

Federico Cina

フォーマルにロマンティック&エレガンスなエッセンスを加えた作風のローマ系ブランド

FENDI

GUCCIやPRADAと並ぶミラノ系最高ランクのバッグ/財布系ブランド。幅広い商品を使う

Frankie Morello

カラフルな系統の男女カジュアル系ブランド/トッフブランドながら価格帯低め

FURLA

アメリカのCOACHと並ぶ中価格帯バッグブランドの世界最高峰。

Genny

2013年からはエレガンスとサステナブルの両立をテーマにしているレディースブランド

Giorgio Armani

アルマーニ社の大人世代向けファーストライン

GUCCI

所有ステータスはミラノ系最高ランク/日本ではバッグや財布が人気

HERNO

イタリア系最高峰のアウターウェアブランド。超軽量の高級ダウン商品が人気

HOGAN

世界最高峰の高級スニーカー系ブランド/スニーカー単価は5-7万円

JieDa

モードとストリートをMIXした作風の日本ブランド

JIL SANDER

ミニマリズム系の代表格/黒字・白地・またはモノトーン系が中心/30代&40代女性に人気

Kiton

ナポリの職人の手作業により時間をかけて作られる超高級なフォーマル系ブランド

La DOUBLE J.

ヴィンテージ感漂うカラフルな生地をそのまま使用したような女性衣料や食器/テーブルクロスを展開

Laura Biagiotti

"カシミアの女王"と称される創業者による、カシミア/ニット商品を得意とするブランド

LES HOMMES

細くてシャープなシルエットが特徴のモダンなベルギー系メンズブランド/低価格

Luisa Beccaria

幻想的な雰囲気のドレス作品を得意とする/パステルカラー系作品が多い

Loro Piana

世界最高ランクのカシミアブランド。超高額な価格帯で大人世代の富裕層向け

MAGLIANO

ジャケット商品が中心のメンズブランド

Marcelo Burlon County of Milan

カラフルなハイファッション系ブランド/ワンポイントで蛍光色を入れた作品が多い

Marco De Vincenzo

芸術的な柄物作品が得意/カラフル

MARNI

カラフル&奇抜なバッグが若い女性達に人気/バッグブランドとしてはミラノ系最高ランクの一つ

Max Mara

都会で働く大人の女性向けのエレガントなブランド/コートがメイン商品/パステルカラー作品が多め

mila schon

「シンプル&エレガント」がコンセプト/中価格帯で30代女性に人気/低価格のBlue Labelラインもあり

MIguel Vieira

白と黒がキーカラーでモノトーン系作品が中心のポルトガル発祥ブランド

MISSONI

幾何学模様風のカラフルなニットウェアを展開する唯一無二の存在/高額

MOSCHINO

カラフルで派手な高級ブランド/世界的な地位が右肩上がりの状態

Neil Barrett

テーラードジャケットがメイン商品/フォーマルとスポーティが融合が独自の作風

N21

エレガントなコンテンポラリーブランド

Palm Angels

イタリア文化とアメリカ西海岸の文化を融合した、大人向けのハイストリート系ブランド

PHILIPP PLEIN

キラキラした装飾が目立つ作品中心のロック/ストリート系。歴史浅めながら超高額で大人世代向け

PLAN C

MARNI創業者の娘によるブランド。MARNIと似たカラフルな系統/価格帯はMARNIの半額程度でお買い得

PRADA

GUCCIと並ぶミラノ最高ランクの高級ブランド/極めて所有ステータスが高い

Sara Battaglia

シンプルなフェミニン系ブランド/フォーマル系の側面もあり/幅広い世代の女性層に人気

Salvatore Ferragamo

婦人靴事業を発祥として総合系のミラノのトップブランドへと成長

SPORTMAX

MAXMARAの若い世代向けセカンドライン。シンプル&カジュアル系

STONE ISLAND

日本ではダウンジャケットの人気が高いメンズブランド

SUNNEI

イタリアの伝統的なテーラリングに遊び心を加えた、カラフルなメンズ系ブランド

THE ATTICO

女性インフルエンサー2人による大人の女性向けブランド。ドレス中心で蛍光色に近いカラフルな作品が多い

ULTRACHIC

レディース専業/カラフルな花柄(エミリオプッチ的)・チェック柄作品が中心

Valextra

ミニマリズム系のシンプルな超高級バッグブランド

VERSACE

派手な作風を特徴とする大人向け高級ブランド

VIVETTA

レトロ感/ヴィンテージ感/ファンタジー感のあるカラフルで芸術的な作品を展開するレディース系ブランド/価格帯安め

 


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ミラノ/イタリア系ブランドの公式Instagramフォロワー数ランキング
1位:GUCCI
2位:PRADA
3位:DOLCE&GABBANA
4位:Versace
5位:E.Armani
続く(200位台まであり)
 
 
ミラノ系ブランドYouTube公式ch登録者数ランキング
1位:GUCCI 67.9万人
2位:DOLCE&GABBANA 50.0万人
3位:VERSACE 24.6万人
4位:PRADA 19.7万人
5位:Armani 15.7万人
続く
 
 
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