ココシャネル年表

 
参考文献
https://www.chanel.com/jp/about-chanel/the-history/
 
 
シャネル公式サイトの歴史情報は、背景となる世界情勢にはあまり触れられていない状況。
(シャネルのような高級ブランドにとって、戦争といったような泥臭い事象はイメージに合わないためか?)
 
しかし、生前のガブリエル・ココ・シャネルは
世界情勢の影響を大きく受けながら生きてきた/ビジネスを行ってきた女性。
 
そこで彼女の人生と併せて世界情勢も紹介する形で彼女の人生を年表形式で分かりやすく解説。
 
 

年表

 

	ガブリエルの人生	世界情勢	パリモード界の出来事
1883年	8月19日 フランスのソーミュールで誕生
1890年			7歳下のライバル エルザ・スキャパレリ誕生
1895年	母親を亡くし、 孤児院に預けられる
1900年頃	ムーランの寄宿学校に入る。 この時期、小規模に歌手活動をし、 ココという愛称が誕生
1906年			ポワレが 脱コルセットの 画期的なドレスを発表
1903年	20歳になる年、 富豪のバルサンと出会う。 彼の支援を受け、 歌手して更なる成功を目指すも挫折
1908年	バルサンの支援を受け、 パリでの 帽子事業を小規模スタート
1909年	バルサンの知人、 アーサーカペルと親密な関係に。
1910年	カペルの支援にて パリ中心街にて シャネルを創業 (成功してから支援金は完済)
1911年			ポワレが てザイナー界で初めて 大衆向け香水を販売
1913年	ドーヴィルに進出
1914年		第一次世界大戦勃発
1915年	戦争で夫が戦地にいる中、 忙しく力仕事をする必要がある 女性のために着心地が良くて 動きやすいジャージドレスを提供 [功績] ひと世代上のポワレと共に 女性をコルセットから解放
1918年	パリのカンボン通り31番地に ブティックをオープンさせる (現在も本店として存在)	第一次大戦が終結
1919年	年末、10年間付き合ってきた アーサー・カペルを事故で失う (唯一、結婚に考えていたとされる 最愛の男性)
1920年	生涯唯一の女友達、 ミシア・セールとその夫の 旅行に同行し、カペルを失った ショックを癒す
1921年	のちに世界的なヒットを飛ばす香水 「No.5」が販売開始 また、この頃に のちのシャネルスーツにつながっていく ツイードのスーツを初めて発表
1922年	香水「No22」発表。 友人のピカソと共に コクトーの舞台の仕事をする (舞台衣装制作)
1924年	コスメ事業進出
1925年			エルザが事業を開始。 徐々にココをおどやかす 存在になっていく
1926年	ジャージドレスに続く大ヒット作 「リトルブラックドレス」発表
1929年		世界恐慌が起こり 経済は停滞期に
1931年	アメリカ進出。 ハリウッド女優たちの 衣装制作の仕事を行う
1936年	事業は絶好調だった中、 従業員によるストが起こる
1939年	戦争の勃発に伴い、 香水/アクセ部門を残して メゾンを閉鎖 (ほぼ休業している機関も 店舗にて香水No5は よく売れた模様)	第二次世界大戦勃発
1940年		敵国ドイツが パリを占領
1944年	スパイとも噂される 敵対国ドイツの恋人と交際する中、 スパイ行為を疑われる (刑務所行き/有罪にはならず すぐに釈放されたが 国内では非国民扱いに)		ライバルの ポール・ポワレ死去
1945年	スイスに移住	第二次世界大戦終結
1947年			ディオールがデビュー。 再び女性の腰をしめつける 作品を発表した事で セミリタイリア中のココを怒らせる
1950年	生涯唯一の女友達、 ミシアセールを亡くし、 孤独感に苦しむ
1953年	スイスからパリに戻る
1954年	2月、70歳でカムバック。		カムバックした年に ライバルのエルザが引退
1956年	コレクションにて のちに代名詞となる ツイードスーツを発表
1957年	革新的な バイカラーシューズ を発表		敵対視するディオールが急死。 アシスタントだった当時21歳の サンローランが後継者に
1961年			のちにパリの大物となる 森英恵がパリ旅行をし、 シャネル本店初のアジア人客に (オレンジ色の シャネルスーツを制作してもらう)
1963年			アメリカでケネディ暗殺が起こる。 車に同乗していた夫人は アメリカでも大ヒット中の シャネルスーツを着用していた
1970年	香水NO19発売
1971年	1月に87歳で死去