ルイ・ブラン(Louis Brandt)&2人の息子

 
参考文献
オメガ公式サイト
https://www.omegawatches.jp/chronicle
 
 


 
 

創業者/2人の息子の人生

 
創業者のルイ・ブランは1820年代半ばに誕生した男性。

1848年、若干23歳という若さでOMEGAブランドの起源となる工房をスイスの小さな村に開設。
制度の高いルイブラン製造の商品(懐中時計)は数年の間にスイス国内で高い人気を獲得。
 
私生活では配偶者との間に

  • ルイ・ポール(Louis=Paul)・ブラン 1854-1903
  • セザール(Cesar)・ブラン 1858-1903

という2人の息子が誕生し、1970年代後半には事業に参画。
 
1879年死去。
 
死後、2人の息子は父親の事業を引き継ぎ、
精度に対する父のこだわりを踏襲し、
1880年代から「ルイ・ブラン&フィルズ」という名称で
腕時計メーカーとしての本格的なスタートを切る。
また創業地のラ・ショー・ド・フォンからビエンヌへと拠点を移し、
ビエンヌに大きな本社を建設。
 
 
1885年、初の量産型キャリバーを開発。
 
1884年、創業者の息子にあたるブラン兄弟はこの年、
革新的な新しいキャリバーを発表。
そして極めて完成度が高い新たなムーブメントを開発。
 
この偉業を自ら祝福すべく「最高の達成」を意味するOMEGAという言葉を用い、
自分達の会社名を「OMEGA watch co」へと改称。
この時にオメガというブランド名は誕生した。
 
20世紀初頭の1903年、創業者の息子2人は同じ年に死去。
 
なお、のちにライバルとして比較される事となる
ロレックスの前身会社をドイツ人のハンス・ウィルスドルフが創業したの1905年の事で、
オメガ創業者/2代目の死後にあたる。
 
 

初代/2代目死後のオメガ

 
20世紀に入ってオメガはますますの発展を遂げ、
1930年代に入るとオリンピックでオフィシャルタイムキーパーを務めるほどの存在へと成長。
この時点で世界最高峰ランクの存在となった。
 
第二次世界大戦後も、制度/機能性の高さ・デザイン性の高さをあわせもつ
最高品質の腕時計を次々と市場に投入。
 
1960年代からはNASAと提携し宇宙飛行士向けの商品も展開し、
1969年、アプロ11号登場の宇宙飛行士は
オメガの腕時計を装着して月面に降り立った。
こういう人類の歴史に関する重要な場面でも大事な役割を果たす中、
その地位をますます不動のものとしていった。