SARSとMERS

 

 

呼吸器症状の要因となるコロナウイルス(Coronavirus)に関連した2つの感染症。

 

 

 

SARS(サーズ)


 

 

2002年から2003年にかけて大流行した感染症。

東アジア地域で大流行したため、

2002年秋から日本のニュースはSARS関連の話題がもちきりの状態であった。

2003年夏頃になってようやく騒動が収まる。

 

 

SARSとは、

  • Severe=重度
  • Acute=急性
  • Respiratory=呼吸器
  • Syndrome=症候群

 

の略で、日本語訳はそのまま

「重症急性呼吸器症候群」。

 

 

"SARSコロナウイルス"というウイルスが原因。

 

 

日本への目立った影響としては、

もともと2003年6月に男子サッカーの

第1回「東アジア選手権」が開催される予定だったが、

延期が決定され、半年後の12月に開催された。

この延期問題は大きなニュースとなった。

 

 

 

 

 

 

 

MERS(マーズ)


 

 

2012年に流行した感染症。

SARSと比べると規模は小さく、

東アジア地域で大流行したわけではないため、

日本でのニュースの扱いはSARSより明確に少なかった。

 

 

MERSとは

  • Middle Eas=中東
  • Respiratory=呼吸器
  • Syndrome=症候群

 

の略で、こちらもそのまま

「中東呼吸器症候群」の日本語訳される。

"Acute=急性"という語句は含まれない。

 

 

 2012年に中東のサウジアラビアで初めて症例が報告された。

 

 

"MERSコロナウイルス"が要因。

 

 

 

 

比較表(国立感染症研究所HPなど参考)


  SARS MERS
流行年度

2002年から

2003年

 

主に

2012年

 

日本語表記

 

重度呼吸器感染症候群

 

中東呼吸器症候群
宿主動物

中国生息の

キクガシラコウモリ

 

中東/アフリカの

ヒトコブラクダ

 

感染後の

潜伏期間

基本的に

2日から1週間程度

 

2日から

2週間(半月)程度

 

 

症状

(よくある流れ)

 

 

発熱/咳(せき)

頭痛/息切れ

呼吸困難

 

 

 

咳(せき)

発熱

呼吸困難

 

主な死者

発生国

 

中国

香港

中東地域

 

感染者/

死者

 

 

 

 

感染者=約8000人

死者=800人弱

 

大規模

 

 

 

[流行期]

感染者=178人

死者=75人

 

[トータル]

2019年秋時点

感染者=約2500人

死者=約850人

 

収束はしていない